◆Essen Spiel 2015 ツアー レポート 1日目(10.7)


今回のドイツの旅は、子どものためのボードゲームの輸入代理店Kleeblattの代表・畑直樹さんが企画されたツアーで行きました。現地のドイツで合流した方2名を含めると全部で参加者は9名(男性5名・女性4名)でした。ボードゲームの世界的祭典「Spiel(シュピール)」を目的にしたツアーですから、男性ばかりではないかと思っていたのですが、意外と女性が多いことに驚きました。




成田空港より午前11時、ANAの便に乗って出発。それから12時間後の23時にドイツのデュッセルドルフ空港へ到着。とはいえ、時差が7時間あるので現地では16時、まだ夕方です。この日はえらく長い一日で得した気分になりました(笑)


ドイツ北西部に位置する都市・デュッセルドルフ


空港に着いてまず見慣れないドイツ語の標識に「いよいよドイツに来たんだ」と実感が沸きました。




そしてトイレに入ったら小便器の高さにびっくり。背伸びはしないまでも、やけに小便器の高さが高くて、用を足すのも変な感じというか慣れなかったです。




その後、空港を出て、その日の宿泊先のホテルのあるデュッセルドルフ中央駅へ。その道中、感動したのは洗練されたデザインの数々。標識、ゴミ箱、駅の時計、電車、建築、広告デザイン等々・・・シンプルでスタイリッシュでどれを取っても美しかったです。ドイツと言えば、モダンデザインの基礎が生まれたバウハウスがありますし、やはりドイツへ来て、その機能的で無駄のないデザインにはすごく刺激を受けました。


ゴミ箱


切符の自動販売機






公衆電話


左から東京、ニューヨーク、イスタンブール、デュッセルドルフ




特に面白かったのは時計で、この写真の時計、実はデジタル時計なんです。アナログに見えて、実はデジタルという仕掛けがクールだなと思いました。




デュッセルドルフのホテルへチェックインした後、向かったのはデュッセルドルフで一番大きなおもちゃ屋「Spielschiff(シュピールシフ)」。

私が今回の旅でどうしても行きたかったのが木のおもちゃ屋で、それでデュッセルドルフ市内で調べた結果、出てきたのがこのSpielschiffでした。ツアーの他の参加者の方々にそのことを提案すると「行きましょう!」と皆さん同意してくれたので、晴れて行けることになりました。現地ではドイツ在住の日本人の通訳さんとドイツ人の通訳さんの2人が付いてくれたのですが、この日は日本人通訳の岡本愛子さんに、あらかじめ印刷しておいたSpielschiffの地図を渡し、店舗まで案内して頂きました。






Spielschiffとはドイツ語で"おもちゃの船"という意味。店内にはそのシンボルとでも言うべき、大きな木製の船がディスプレイされていました。嬉しくなり、思わず写真撮影。



木のおもちゃ、人形、パズル、ボードゲームなど私の勤務先で扱っているものも多数ありましたが、見たことのないものも当然あってそれが非常に興味深かったです。








夢中になって見ていると、あっという間に閉店時間の19時になってしまい、泣く泣く店を後にしました。お店の方はとても良い方で、おもちゃのカタログや可愛らしいイラストの冊子など色々と手渡してくれました。「ダンケシェーン(ありがとう)」と早速覚えたてのドイツ語でお礼を言いました(笑)

私はマッチ箱サイズの木製パズルを9種類とぶたのゲームを買いました。




こちらは後日「Spiel」会場で購入したもの。上の木製パズル9種類もこんなイメージです。


ぶたをいっぺんに投げて、そのぶたの態勢によって点数が決まるゲーム


夕食にはあのナポレオンも訪れた(ナポレオンが座った席には胸像もありました!)という、創業1628年のレストラン「Zum Schiffchen」へ。Schiff、また船という意味の単語が登場です。こちらも船がシンボルとなっているようです。




ナポレオンの胸像


「ドイツへ来たならやっぱりビール!」とヴァイツェン(南ドイツで造られている小麦ビール)を注文。それで運ばれてきたグラスの大きさに驚愕。何というビッグサイズ。飲み口の方が広がっているこのグラスは泡が広がるようにと考えられているそうで、ドイツではビールの種類によってグラスも使い分けられているようです。さらに、グラスには必ずここまで注ぐという線が印字されていて、注ぐ量も適正な量が決められているようです。さて、このヴァイツェンですが、飲んでみるとやわらかでまろやか。ものすごく美味しかったです。すっと喉を通って飲みやすく、さすがビールの本場ドイツだと思いました。ちなみにこのレストラン、ビールの醸造所もやっているそうで、黒ビールが有名なのだそうです。




食事の方は、名物である牛のテールの赤ワイン煮込みなどお肉料理を中心に頂きましたが、どれも味に深みがあって美味しかったです。




こうして1日目の夜は過ぎました。

2日目へ続く)




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