◆Essen Spiel 2015 ツアー レポート 6日目(10.12)


6日目はケルンへと移動し、木のおもちゃ屋とボードゲームショップを巡った後、ケルン大聖堂を見学して、デュッセルドルフ空港から帰国といったスケジュールでした。





こんなカラフルな電車を発見!この日も天候に恵まれた。


駅もまた建築物として美しい。


自転車のマークをよく見かけた。自転車で乗り込む人も多いようだ。


ケルンへ到着。並木道を歩くのも気持ちが良い。


七夕飾りそっくりなものがあった。


この車の列は渋滞しているわけではなく、路駐の列。車は道路の脇に路駐するのが一般的のようだ。車と路面電車(トラム)と建物と。いかにもヨーロッパの街角といった風景。


木のおもちゃ屋「WORT SPIEL」へ。






店主さんにレジ横のショーケースを特別に開けて撮影させてもらった。中央にドイツの伝統的なおもちゃである煙り出し人形が、下段にはギュンターライフェルの天使のフィギュアシリーズが並ぶ。


風船を膨らませて、その空気の力で進む「バルーンカー」


土台を下から押すと滑稽な動きをする「くたくた人形」


一つ一つが手作りで違った表情を見せる、ガラス製てんとう虫。ヨーロッパではてんとう虫は幸運のシンボルとして親しまれているようだ。


可愛らしい指人形がたくさん。




私は上の写真のサイコロとこのパラパラ漫画を購入。


移動中に出会った聖堂。紅葉の時期で、色づいた葉が綺麗だった。


この石畳もヨーロッパならでは。


イラストの標識も可愛い。


ショップ巡り2件目はボードゲームショップ「spiel brett」


充実の品揃え。


まるで美術品。精巧に作られた美しい駒たち。


フランスの積木「KAPLA」


奥行きのある店内。なんと地下へと下っていく階段があった。


さらに地下2階にはお宝が眠る中古ゲームのコーナーが広がっていた。






ラベンスバーガー社の前身、オットーマイヤー出版社(Otto Maier Verlag)のゲーム。現在は青の三角マークがラベンスバーガー社のトレードマークになっているが、この時代は黒の三角マーク(箱の右下)だ。


箱のデザインが秀逸。本当に箱を眺めるだけでも楽しい。時間さえあれば、一つ一つゆっくりと鑑賞していたい。一日居ても飽きはしないだろう。


日本の戦国時代を舞台にした「shogun」。列島がいびつなのがまた雰囲気があって良い。ボードの大きさにも驚いた。


ツアー参加者の方が地下で見つけて気になった猫のゲーム。遊び方を店員さんに教えてもらっていた。


私が地下中古コーナーで見つけて購入した、アレックス・ランドルフ氏考案の不朽の名作「ハゲタカのえじき」


昔はこんなふうに箱に入っていたようだ。


カードのデザインはこの当時のものの方が優れていると思う。ハゲタカカードに注目してほしい。10に近づくにつれてねずみのテンションも上がり嬉しそうなのが笑える。


すごろくゲーム「Spuk」。こちらも地下中古コーナーで購入した。


デザインが気に入って購入したので詳しい遊び方はわからない。説明書は当然ドイツ語で書かれているので、遊ぶためには日本語に訳する必要がある。



ボードゲームショップを出た私たちは昼食を食べに近くのカフェへと歩いた。


途中で寄った洋服と雑貨のお店。全体にセンスの良さを感じる。私は洋服も雑貨も好きなのだが、今回の旅ではそういったお店にはほぼ寄らなかったので新鮮でときめいた。


昼食は皆さん好きなものを単品で一品づつ頼み、それを回しながら食べた。私はかぼちゃのスープを注文。どんな味かは忘れたけれど、すごく美味しかったのだけは覚えている(笑)


昼食後もまだまだ続くショップ巡り。次のお店までまた歩く。




街を歩けば、よく聖堂を見かけた。


目が覚めるような緑。


おもちゃ屋「Quiqua」へ。


時代を感じるおもちゃがいっぱい。もう間もなく閉店するらしく、店内では閉店セールが行なわれていた。


BRIO社の汽車セット。


ハンマートイ。


私がセールで購入したもの。アント二オ・ヴィターリ氏のデザインのような、なめらかな曲線が魅力の猫。それと車付きの豚。どちらも破格の安さだった。


「Quiqua」のすぐ近くのボードゲームショップ「hive world」へ。トレーディングカードのプレイコーナーもある、マニア向けのお店。


隣の中古家具のお店には鹿の角飾りがたくさん!


さて、ケルンでのショップ巡りも終えた私たちは、いよいよ旅の最終観光スポットである世界遺産ケルン大聖堂へと向かいました。私はそろそろ旅の終わりを感じ、少々名残惜しい気持ちになっていました。


電車から見えたケルン大聖堂のシルエット。


駅に着くと目の前に大聖堂。記念撮影。


大き過ぎて写真に収まらない・・・


ケルン大聖堂。その大きさは想像以上でした。大きい、大きいとは聞いていましたが、実際目の前にすると、その大きさに圧倒されました。景色の中にある富士山に感じる、あたかも合成したかのような、別格のスケール感。神聖さという点でも、富士山に共通するところがあります。大聖堂を前にして畏怖の念を抱きました。

現存の大聖堂は3代目で1880年に完成したものらしく、初代はなんと4世紀に作られたのだそうです。ゴシック建築としては世界最大の建造物。高さ157mは1884年にアメリカのワシントン記念塔(高さ169m)が完成するまで世界一高い建物であったそうです。当時を生きた人々にとっての大聖堂はより偉大で、より神々しい存在であったのではないでしょうか。この天まで届くかのように高く伸びる尖塔を眺めていると、自然とそんな過去の歴史に想いを馳せる気持ちになりました。


大聖堂の中へ。気の遠くなるほどきめ細かな宗教彫刻が施されている。もちろん全て人間の手によるものだ。人間の持つ創造力には驚かされる。




入場は無料。その分、大聖堂の案内(パンフレット)を買うか、キャンドルを買って灯すことが入場料代わりになっている。私はキャンドルを買って灯した。






モザイク柄のステンドグラス。数学的秩序による配色の美。


太陽の光が柱に虹色の影を作った。








旅の最終観光スポットであるケルン大聖堂に別れを告げて、私たちはデュッセルドルフ空港へと向かいました。


空港にあったレゴで作った飛行場。


ドイツ御土産の定番、チョコレート「Toffifee」


同じく定番のチョコレート「Milka」


出国前に最後のビール。カウンターで小さいサイズを頼もうとしたら、「最後のドイツビールだろ?楽しくやろうぜ」と言われ、男としてここは断るわけにはいかない、とその誘いに乗って大きなサイズを注文した。私の後ろに並ぶ人たちからも歓声が上がって内心誇らしげだったが、おかげで酔っ払い、危うく出国時間に遅れそうになった(笑)今となってはそれも良い思い出だ。


日付けも変わった13日の午後。無事、成田空港に着いた私たち。全員で最後の記念撮影。




以上、「Essen Spiel 2015 ツアー レポート」でした。

今回のドイツの旅は私の人生にとって大きな財産となりました。本当にかけがえのない貴重な経験をしました。行って良かった。心からそう思います。


最後にこの体験記を見て頂いた皆さんに感謝します。

ご愛読ありがとうございました。




Essen Spiel 2015 ツアー レポート 1日目(10.7)
Essen Spiel 2015 ツアー レポート 2日目(10.8)
Essen Spiel 2015 ツアー レポート 3日目(10.9)
Essen Spiel 2015 ツアー レポート 4日目(10.10)
Essen Spiel 2015 ツアー レポート 5日目(10.11)
・Essen Spiel 2015 ツアー レポート 6日目(10.12)