【真冬のぼっちマニアックキャンプ2024】day02_LAST | 果てない空と追いかけっこ

果てない空と追いかけっこ

果てない空を追いかけてて、自由気ままに自ら地図を広げる。
日本は捨てたもんじゃない。自慢できる日本を発見するフーテンの旅。
世界を語るより、まずは日本を語ろう。自分の目できちんと確かめて。

 午前7時半、神奈川県相模湖近くの相模川の河原にて起床した。半分ひしゃげたブルーシートテントの中からのっそり外に出ると、いまにでも雨が降りそうなどんより空模様。

 ムムムと思い、スマホの天気予報アプリを見ると、午前7時から雨予報である。もう降るではないか。急いで片付けなければだ。

 と、思いつつも、この大自然に囲まれた場所では、やはりのんびりしてしまう。昨夜は、おぼろ月夜が見えてたからもうちょい雨が降るのは遅いと思っていたのだが…。

 

 

 まあまあと、燻った灰に焚き木を乗せ、うちわで仰ぐ。すぐさま火が復活。その上に鍋を乗せ、即席ラーメンを作って食べる。すると、すでに雨がパラついていた。まあ、焦らずゆっくりとこの贅沢な時間を楽しもう。

 

 

 午前8時半、ようやくお片付けを始めた。ブルーシートのおかげで荷物はほとんど濡れていない。侮れないゾ、ブルーシートテント。しかしまあ、雨が強まってきた。

 バックパックにざっと荷物を詰め込み、この河原の入口にある小屋の軒下に逃げた。その下で、先ほど雑に詰め込んだ荷物をすべて出し、丁寧にパッキングした。雨は更に強くなっているので、レインウェアを着た。

 午前9時、この穴場的キャンプ地を去った。本来なら、雨が降ってなかったら隣駅の高尾駅まで歩こうと思っていたのだが、これじゃあね。

 

 

 30分掛けて、相模湖駅まで歩いた。ホームで落ち着くと、雨が雪へと変わった。早めに出てよかったわ。電車に乗り込み、なるべく端のほうに座った。ちょいと燻製されているからね。

 とわいえ、昨年までのような燻製匂い問題は強くなかった。このニオイ問題は、功をなしたようだ。

 昼前に、自宅のある東京荻窪に到着した。雨が滴るなか、空をちょいと見上げ、 「また来年!」と、心の中で呟いたのでありました。毎年恒例となりつつある『真冬ひとりキャンプ』を約束した。

 

ー完ー