くもり「PHP11月増刊号 特別保存版」より。ニコ

ノンフィクション作家の柳田邦夫さんはこう述べていた。これは、「不幸を受け入れて幸せになる」と題して語られている部分にあったフレーズだった。つまり人間は基本的に不幸の中で生きていると、氏は考えているからだ。

ある一面だけ見ると、他人のことはよく見えるものだ。うらやましいと思えることもある。しかし、すべての面でそうとは限らない。たとえ裕福でもいろいろな面を見れば、家庭に問題があったり、病であったりはしばしばあることだ。

独身貴族と呼ばれる人たちは、結婚した人と比べればお金も時間もたっぷりあって楽しく生きているように見える。しかし、結婚して幼い子供を育てている人の方がむしろ勝ち組だと思えることもある。二人で働けば給与はダブルで入る、しかも若くてもローンでマイホームを持っている人もいる。

何より子供が生まれれば家庭生活を送れる。ぜいたくはできないだろうが、幸せな生活と言える。それはさらに年を取ればわかるだろう。

柳田氏は不幸というものを体験せずに幸福になることなどない、と思っているそうだ。不幸ではなくても、生活が厳しいといいながら、マイホーム生活が送れることは、後から考えると幸せなことだろう。

くもり「欲しいと言われる男になるMUST50」中谷彰宏著より。ハート

これだけ見ても何のことかはわかりにくい。ここでのタイトルは「ビジネスホテルでサービスできない人は、リゾートホテルでもできない」とあった。

つまり場所が変われば、きっとできると考えていても、もともとその気がなければできないということらしい。心構えが最初から大事だという意味だった。

今いる部署で、与えられた条件の中でできる最高のサービス、企画な何だろうかと考えて実行すればよかったのだ。今いるところで、自分らしく仕事ができることをまず優先したいものだ。

くもり「欲しいと言われる男になるMUST50」中谷彰宏著より。真顔

たとえば、占い師に欠点を指摘されて、確かにそういうところはあると言える人は大丈夫らしい。しかも、それネタとしてしゃべることができれば最高だろう。コンプレックスを自慢できるくらいになれば、スゴイともいえそうだ。

しかし、中には欠点を言われると怒る人やがっかりする人も多いことだろう。欠点や弱みは言われたくないものだからだ。しっかり聞く姿勢ができてないと反論をしたくなるものだ。

自慢話をすればするほど、運は逃げていくという。自慢話は耳にすると嫌な気もするものだ。決してスゴイとは思えない。成功する人は、異口同音に「運がいいだけ」とか「皆さんのおかげ」というらしい。

くもり「欲しいと言われる男になるMUST50」中谷彰宏著より。ドキドキ

たとえ治らない病気でも、患者さんを元気にすることはできるという。元気とは気が健康ということだった。体は病気なこともある。また体は病気ではなくても元気がない人はたくさんいる。仕事でうまくいかないことがあれば、元気を失ってしまうこともある。

一般の仕事でも、お客様を元気にすることは、すべてのサービスに通じるようだ。人は人に会うことで元気になることは多い。ちょっとした会話が元気の糸口になることもある。

そういえば、今日いった医者では、先生がいつも元気にわかりやすく説明してくれるので、それを聞いているだけで病気も良くなりそうな気もしてくる。実際処方してくれた薬で回復したことも多い。

ほかの患者さんに説明している時も、問題ない!、大丈夫!、いいですね!などと自信を持たせる話し方をしている。それで患者はホッとするものだ。実にありがたいとも思える。

くもり「PHP11月増刊号 特別保存版」より。ショボーン

映画監督の山田洋次氏は「今ある暮らしに幸せを見つける」と題して語っていた。氏は「たそがれ清兵衛」をはじめ、地方で暮らす下級武士を描いていた。ほとんどの下級武士は歴史の中心にはいない。また生涯刀を抜くこともなく日々を送っていたという。

彼らは今ある生活の中に、自分なりの幸せを見つけ出そうとしていたのだ。それは現代人が忘れかけているから、そこに大切なものがあると感じて映画を作ったようだ。幸福の原点をしっかり見つめている姿を描きたかったと語っている。

むしろ身の丈に合わない生活には、きっと大きな落とし穴があるような気がすると山田監督はいう。なるほど常に新しいものを欲しがるだけでは、無理があるだろう。

晴れ「PHP11月増刊号 特別保存版」より。ひらめき電球

これは渡辺和子さん(ノートルダム清心学園理事長)が「すべてのことに意味がある」と題して語っている中にあったフレーズだった。ついついきれいと美しいを混同してしまうものだ。

まず、生きていくうえで面倒くさいことはたくさんあるが、それを嫌がらずにこなしていくことで、大人になっていくと語っている。家の中の整理整頓は面倒だが、それも習慣次第だという。また、丁寧にやることで、人の心は美しくなっていくともいう。深い言葉だ。

化粧や整形は見た目のきれいさであって、「美しさ」ではないという。なるほどと思える。新の美しさは、自分との闘いの中からのみ生まれてくるという。印象深い言葉でもある。

また、ここには「きれいさはお金で買うことができるが、美しさはお金では買えない」という意味の言葉があった。美しさは自分自身の努力で作り上げていくしかないのだった。

晴れ「PHP11月増刊号 特別保存版」より。おねがい

曽野さんによれば、人生は幸せなんかじゃないと腹をくくることという。それを前提に自分の好きなことをやればいいようだ。また養老さんは、身体を動かすことで精神を集中させてみることがいいと指摘する。

ここにはお二人のすすめがあったので、記してみる。「幸せになるために必要なこと」

養老さんのすすめ。1.妙な常識にこだわらない。2.最低限の生活を経験してみるのもいい。3.すぐに結論を出さないで、考えを深めてみる。4.身体を動かす。

曽野さんのすすめ。1.幸せなど幻想に過ぎないと腹をくくる。2.魂の二重生活をしてみる。3.いい意味でのいい加減さが、良き人間関係を保つ。4.日々に小さな楽しみを見つける。

くもり「PHP11月増刊号 特別保存版」より。ドンッメラメラ

この号の特集は、「好きなことをして生きる!」だった。何とも魅力的なタイトルだったので買ってしまった。薄っぺらな小冊子だと思っていたが、いろいろな人の過去の価値ある文章が満載で380円にしてはお得感もある。

さて、上記フレーズは曽野綾子さんが養老孟司氏と対談している時に話した言葉だった。曽野さんは魂の二重生活をすすめている。会社にいるときは縛られても仕方がないが、一歩外へ出たら好きなことをやるべきだという。

会社に対してそんなに忠誠を誓う必要もないという。まあ、ほとんどの人がそう思っているだろうが。あまり真面目過ぎると損をすることもある。

養老氏もそれに同感だった。日本人は生真面目過ぎるようだ。まずは、好きなことを持っていることが大事だと思える。ついつい時間を忘れてしまうほどのことをいつでも持っていたいものだな。

くもり「PHP11月増刊号 特別保存版」より。ニコニコ

これは作家の伊集院静氏が書いているエッセイの中にあったフレーズだった。その気になれば、定年過ぎてもゼロからスタートできるという。

さらに、そこから本当に好きなことに出会えるかもしれないともいう。何とも期待が持てる言葉だ。しかし、それには苦労も伴うことを覚悟しなくてはならないようだ。

好きなことのなかに、苦しいこと、つらいことがなければ、それはただの遊びになってしまうからだった。

伊集院氏が、日々をより良く生きるには彼流の一つコツがあるという。それは、朝、目が覚めたときそれをするのは「今日なんだ!」と思うことだそうだ。面白い考えだ。

くもり『「欲しい」と言われる男になるMUST50』中谷彰宏著より。ゲラゲラ

運のいい人は、運が循環しているという。つまり、運が入ってきたら握りしめないで、まわりの人に分けていくということだった。

握りしめた瞬間に運は消えてしまう。握りしめたら、次の運も入ってこない。お金も同じことだった。入ったお金を握りしめているうちは、それ以上お金は増やすことはできない。

運も人脈もグループで存在するものだった。ひとりで持つ運には限界があるのだ。運は人に分けても減ることはなかった。むしろ増えるようだ。

運の悪い人は、同じ仲間をまわりに集めているようだ。友達どうしで持っている運が、自分にとっての運につながるのだった。