千葉県柏市のあけぼの山農業公園。
風車前の花畑には、四季折々の花が植えられ、訪れる人を楽しませてくれます。
前回の投稿で、この時期に満開となる向日葵の写真と、撮り方による写り方の違いについて書きました。
今回は、同じあけぼの山農業公園の風車の横に有る池とスイレンやハスの写真を紹介しながら、狙った構図についても触れてみます。
向日葵畑から見ると、風車の左側、並木の奥に池が有って、スイレンとハスが咲いています。
この写真は、上下の「二分割構図」、風車を左に寄せる「四分割構図」、空がU字型に切り取られる「アルファベット構図」もどき、奥行き感が出る「消失点構図」、のように、全体的な配置のバランスを狙いました。
スイレンとハスって同じ物だと思っていましたが、違うんですね。初めて知りました。
ここに写っているのは、スイレン科スイレン属のスイレン。
この写真では、上部に手前の木の枝を入れてみました。下部の池と組み合わせて「サンドイッチ構図」の効果を狙ってみたのですが、雰囲気出てます?
スイレンは、光沢と切れ込みがある葉で、水面に浮かぶように花が咲きます。
これらは、「三分割構図」、「対比構図」と「対角線構図」、「日の丸構図」ですかね。
こっちはハス科ハス属のハス。
上下の「二分割構図」、左右の「三分割構図」、ハスの一群の縁が少しだけ弧を描いている「アルファベット構図」かな?
ハスは、葉に光沢や切れ込みは無く、水面より高い位置で花が咲きます。
風車とハスを一緒に。ハスの背景に風車、風車の前景にハス、という撮り分けをした構図。
遠景に向日葵畑を入れるという構図。
ハスは、花が終わると、中心に有った蜂の巣のような「花托(かたく)」が残り、「果托(かたく)」となります。これが熟して硬くなり、種ができます。
写したい物をバランス良く配置したつもりの構図です。
水辺にはトンボが付き物。これはシオカラトンボらしいです。
「対比構図」と「日の丸構図」か、微妙ですが「三角構図」に見えなくもない?
トンボが飛んでいる所を流し撮りしたかったのですが、ピント合わせが間に合わず、断念しました。
久々に、写真について語った投稿でした。
今回、改めて構図について調べてみましたが、まだまだ工夫の余地が有るなぁ、と気付きました。
写真も奥が深いですね。