北海道や愛知、関西や九州などでも、Suicaの利用は可能です。
ここではその申込手順を説明していきます。
順を追って説明しますが、結論から言うとポイントで得をしたいなら「モバイルSuica」がおすすめです。
エリア外ではクレジットカード一体型でも、クレジットチャージができない
Suicaカード
まずノーマルなSuicaカードですが、JR東日本の多機能券売機かみどりの窓口でしか購入できません。手に入った場合ですが、現金チャージは相互利用可能エリアであればどこでも可能です。
自分で行うクレジットチャージは、JR東日本エリア内にある自動券売機か「VIEW ALTTE」でしかできません。
クレジットカードによるオートチャージは、次の2つのエリアの改札機通過時のみとなっています。
- 首都圏、仙台・新潟エリアのSuicaエリア
- 首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリア
しかし台数が1台ずつだけ(2018年12月1日時点)ですので、もし撤去されたら現金チャージのみとなります。
つまりクレジットチャージおよびオートチャージは、Suicaエリア・PASMOエリア外ではVIEW ALTTEが近くになければ無理ということになります。
Suica一体型クレジットカード
Suica一体型クレジットカードであればネット申込も可能です。現金チャージは前項のSuicaカードと同様に全国どこでも可能です。
自分で行うクレジットチャージはJR東日本エリア内にある自動券売機か「VIEW ALTTE」でしかできません。
クレジットカードによるオートチャージですが、申込時に金額設定などはできるものの、実際のオートチャージは次の2つのエリアの改札機通過時のみとなっています。
- 首都圏、仙台・新潟エリアのSuicaエリア
- 首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリア
しかし台数が1台ずつだけ(2018年12月1日時点)ですので、もし撤去されたら現金チャージのみとなります。
つまりクレジットチャージおよびオートチャージは、Suicaエリア・PASMOエリア外ではVIEW ALTTEが近くになければ無理ということになります。
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読んでいただいて分かった通り、「Suica一体型クレジットカード」も「Suicaカード」と同様、JR東日本エリア外ではVIEW ALTTEが近くになければ無理ということになります。
モバイルSuica
モバイルSuicaなら、自分で行うクレジットチャージが専用アプリから可能です。オートチャージについてはカードタイプと同じで、やはり次の2つのエリアの改札機通過時のみとなっています。
- 首都圏、仙台・新潟エリアのSuicaエリア
- 首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリア
よって関東圏以外でSuicaを使うならモバイルSuicaがおすすめです。
そもそもJR東日本エリア外でSuicaを使うことは得なのか
Suicaは交通系電子マネーの中で最も人気度・知名度があるため、JR東日本エリア外でも申し込みたいという方はたくさんいます。しかし実際、JR東日本エリア外でSuicaを使うことはお得と言えるのでしょうか。金8天国
まずはSuicaのポイントと、クレジットカードのポイントの違い
最初にSuicaのポイントと、クレジットカードのポイントの違いを説明します。Suicaへのチャージをクレジットカードで行った場合、獲得できるポイントはクレジットカードのポイントです(Suicaへのクレジットチャージをポイント付与の対象としている場合に限ります)。
そのSuicaを使用した時に獲得できるポイントは、SuicaのポイントであるJRE POINTです(2017年11月30日をもってSuicaポイントは終了し、JRE POINTになりました)。
クレジットカードのポイントは問題なしですが、ではJRE POINTがJR東日本エリア外で得なのかということになります。
残念ながら、Suica利用によるJRE POINT獲得は、ほとんど関東圏でしかできない
しかしSuicaのポイントであるJRE POINTは、ポイント付与の場面が限られます。関東のみで店舗展開しているお店か、全国展開でも関東から東北地方の店舗のみ、JRE POINTの付与を行っています。
関西や九州などでもJRE POINTは獲得できることはできます。
しかしANAを利用時の機内販売など限られた場面だけとなり、ポイントの獲得機会はかなり限られます。
自身の居住地でのSuica利用により、どれだけJRE POINTを獲得できるか確認してみましょう。
クレジットチャージによるポイント獲得はできる
JRE POINTの獲得機会がなかったとしても、Suicaは全国相互利用可能です。そのSuicaへのチャージをクレジットカードで行えば、クレジットカードのポイントを獲得できます。
但し、Suicaへのクレジットチャージをポイント付与の対象としているカードをちゃんと選ばなければいけません。
おすすめのクレジットカードは「リクルートカード」が挙げられます。
チャージ元として最もおすすめは「リクルートカード」
クレジットカードといえばJCBや三井住友カードなどが有名ですが、この2社はモバイルSuicaへのクレジットチャージをポイント付与の対象外としています。実はこの2社以外でもモバイルSuicaへのクレジットチャージをポイント付与の対象外としているカード会社が多く、その理由は電子マネーチャージが商品の購入ではなく、決済手段であるためです。
例えば商品券の購入をポイント付与の対象外としているカード会社は大変多いですが、この理由と同じです。
リクルートカードがおすすめの理由は”還元率”
リクルートカードが他のカードと比較して優れている点は、還元率です。ほとんどのクレジットカードは、還元率が0.5%です(これは総額100万円を利用したときに獲得したポイントで5,000円分の商品券と交換できるということです)。
しかしリクルートカードの還元率は1.2%であり、これはSuicaへのクレジットチャージでも適用される還元率です。
100円利用につき1.2ポイント獲得でき、1ポイントは1円分で利用できます。
結局、JR東日本エリア外でSuicaを持つなら「モバイルSuica」
JR東日本エリア外でかつ、クレジットチャージを希望するなら「モバイルSuica」しか事実上選択肢はないといえるでしょう。カードタイプの現金チャージであれば、全国相互利用可能地域はほぼどこでも可能ですが、JR東日本エリア外でSuicaを現金チャージだけで持つメリットはあまりないといえます。