なじみの店が昨夜で閉店した。
この７，８年は外に出ること自体なくなったので疎遠にしていたが、毎晩通っていた時代もあったのだ。
前身のジャズのお店から数えると、４０年以上のお付き合いになる。
最終日だから混むと予想して、２２時ごろ出かけた。
お客さんがワンサイクルする時間帯を狙ったのだ。
ん十年ぶりに見る懐かしい顔が大勢揃っている。
昔口説いたような気がする女性、最近口説いたような気がする女性もいたが、あんまり覚えていない。
不都合な記憶は全部おぼろだ。
ああ～恋人よ。あんまり愛し過ぎたので もう君の顔さえ思い出せないよ～
と昔読んだ詩の一節が口をついて出た。
懐かしい顔ぶれとその後２軒はしごしたら、帰宅したのが３時だった。
０４年以来の出来事だ。
幸いお昼過ぎに目覚めたので二日酔いはない。
が、これから先、飲みにいく店が一軒もなくなった。
昔からお店に飾ってあった、故人となったマスターの手になる絵。
１分４９秒ですべてが分かる「危険な関係」
７分２４秒と少し長いが、懐かしい「危険な関係のブルース」。