先ほどの緑内障の末期のこのスリット画像一番右側にある白い線が、角膜ラインです その隣に見える茶色い線が虹彩のラインです 二つの線の間には、ほとんど間が有りません 通常、この線は、少し離れて存在します その間に通常前眼房が存在し、前眼房水が角膜に栄養を与えています しかし、この子は、左手に見える白くなった水晶体が、前方に脱臼して虹彩を後ろから押して虹彩癒着を起こしているため、間がほとんどない状態です こうなると、眼房水の循環排泄路が、閉塞してしまうため、眼の中に眼房水がどんどん溜まり牛眼になってしまうのです