配置薬(置き薬)はありましたか? | 台場一丁目商店街プロデューサー久保浩の    昭和ダイアリー

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レトロブームの仕掛け人久保浩が「昭和」の時代の古き良き、暖かな日本人の心を伝えてまいります。

「昭和の配置薬(置き薬)」


昭和レトロ製作委員会         台場一丁目商店街自治会長     久保浩の平成と闘う日々

この配置薬は、私が25年ほど前に出会い、図らずも昭和レトロブームの

きっかけになったまさに人生の転機のような存在です。知人の実家が

富山で配置薬の製薬会社を経営していて、そのパッケージデザインを

相談されたのが第1歩でした。


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「なんだこの古臭いデザインは!?」


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未だにこのデザインが現役と聞いて思考回路から煙が出そうでしたが、

奥深い話を聞くと不思議な納得感がありました。「昔ながらの愛用者は、

パッケージが変わると薬の効能が無くなった、とクレームが来る」という

理由から昔からのパッケージがそのまま残っているのも凄い事実です

が、長年の風習というか慣習というのはとてつもなく大きな力があるの

は衝撃的でした。

 

会社の女性陣にこの古臭いパッケージを見せると、「可愛い!」という

反応…。そこでこのキッチュな感覚を逆手にとって、新しい雑貨感覚で

販売してみたらどうだろう?と思いつき「キョクトウ本舗」という名称で新宿

ファッションビル「ミロード」とご存知渋谷の「パルコ」の2店舗を試験的に

立ち上げてみました。


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結果は想像以上の反響で、特にマスコミからの反響が凄くて1年間に

200件以上の取材がありました!


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現在は薬事法の改正で営業の存続が難しくなり、配置薬の活動はして

いませんが、この仕事をきっかけに「昭和レトロ」に邁進していきました。

 

なにより「病は気から」「元気も気から」「景気も

気から」ということを強く思い知らされたビジネス

でもありました。


 

ご一読ありがとうございました!


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