先日、昭和大学江東豊洲病院で「昭和大学4病院外科合同カンファレンス」が開催されました
昭和大学には、本院(旗の台)の他にも藤が丘病院、横浜市北部病院、江東豊洲病院と3つの付属病院があります。この4病院間での情報共有やスキルアップ、そして親睦を深める目的で開催されるカンファレンスです
以前から定期開催されているこのカンファレンスですが、学会等とは異なり、各付属病院の特色を知ることができる非常に良い機会であり、大変勉強になっております。今回のテーマは「手術におけるエネルギーデバイスの選択」です
エネルギーデバイス・・要するに手術器具の一つですが、私が外科医となってからのこの6-7年間でもかなりの進歩があり、とても興味のあるところです
先日TVでこんな人物が紹介されていましたので・・。
さて、今回は、各病院の先生方に領域別の手術におけるエネルギーデバイス選択について発表をしていただきました
(江東豊洲病院・鬼丸 学先生より、上部消化管領域におけるデバイスの選択について)
(昭和大学病院・五藤 哲先生より、VATS-Eにおけるデバイスの選択について)
(横浜市北部病院・坂上 聡志先生より、甲状腺領域におけるデバイスの選択について)
(昭和大学病院・藤森 聰先生により、肝切除におけるデバイスの選択について)
(横浜市北部病院・中原 健太先生により、下部消化管領域におけるデバイスの選択について)
質疑応答の場では熱い討論が繰り広げられました
エネルギーデバイスの各々の特性を考慮すると、その選択については、対象臓器や施設間で違いがあり、さらには術者の好みも影響します。どれを使うかについては迷ってしまうケースもありますが、その時代にあった、新しい手術器具を選択できる「外科医の目」が必要だと思いました
(村上教授より発表総括)
カンファレンス終了後は近くのお店で親睦会が開催され、こちらでも活発な意見交換が行われました
会を重ねるごとに4病院の交流が深くなっているように思います。時代の変化に負けず、この4病院が力を合わせて昭和大学の消化器外科をさらに盛り上げて行ければいいなと思いました
北島徹也