日本食道学会2日目(6/16)です!
入局5年目の藤井です。
藤政先生から引き継ぎ6/15夜に軽井沢入りした私。
「平成食道外科医の会」が軽井沢某所で行われておりました。
そこには食道外科の重鎮たちが・・・。
その中で我らが大塚講師が紹介されスピーチされました。
大塚先生、やはりこの世界ではものすごく有名人なんですね・・・恐縮です。
私は初めて参加させていただきましたが、食道外科を担う日本中の先生方が一堂に会する「凄み」を改めて感じました。
翌早朝(7時!!)、大塚講師のパネルディスカッションから2日目はスタートです!
つーか会場デカすぎ!!と思わずつっこみたくなるプリンスホテルの一室。
錚々たる先生方のど真ん中に大塚先生。かっこいいです。
パネルディスカッション・胸腔鏡下食道切除の定型化
『左側臥位完全胸腔鏡下食道亜全摘術の定型化と今後の課題』
教室のVATS-Eについてのご発表でした。ご発表の先生方のご施設はみな、食道癌治療のhigh volume centerで、むしろトップレベルの先生方ばかりでした。
そんな中、大塚先生のご発表では、昭和大学が特に合併症の少なさで群を抜いており、定型化も一歩先を行くものでございました。昭和大学が日本に、そして世界に誇れる手術であることが改めて認識されます。
・・・連日のご発表、お疲れさまでした(笑)
さて、横の会場ではエース・加藤礼先生のご口演でございました。
『胸腔鏡下食道癌根治術後の頻脈性不整脈に対する塩酸ランジオロールの有用性』
というご発表でした。
こちらも大きな会場での堂々たるご発表、さすがでございました。
ちなみに質疑応答では礼先生が沢尻エリカの「別に…。」ばりの塩回答をされ、それを聞いた教授が一言。
「あいつ、冷たくね?」
(´;д;`)ヤダ
すいません、面白かったのでつい書いてしまいました(笑)
さて、午後になり、当日入りの先生方も合流し、ポスターセッションが始まりました。
以下、掲載させていただきます。
有吉先生
『80歳以上高齢者食道癌治療における胸腔鏡下食道亜全摘術(VATS-E)の検討』
伊達先生
『食道胃接合部腺癌の臨床病理学的特徴からみた術式選択』
斎藤祥先生
『食道癌周術期管理におけるCOUNT, PINを用いた栄養評価』
藤井
『胸腔鏡下食道亜全摘術を施行した食道悪性黒色腫の1例』
大野先生
『頸部食道病変に対する術前内視鏡下口側Clip marking法』
(大盛況!!ww)
齋藤和彦先生
『特発性食道破裂の治療として内視鏡的クリップ閉鎖術が奏功した3例』
山崎(達)先生
『食道癌術後遅発性乳び胸の1例』
(山下先輩が助け舟を出しているところ)
この時間帯はポスターセッションだけでしたので会場は多くの人で溢れていました。
そして最後は、山下先生のシンポジウム!!
直前に緊張されたご様子の山下先輩・・・
シンポジウム・サルベージ手術の成績と問題点
『根治的化学放射線療法後食道癌に対する根治的胸腔鏡下食道亜全摘術(VATS-E)』
終始凛々しいお姿でのご発表、ご討論でございました。さすがです。
今回初めて食道学会に参加させていただきましたが、特に大塚先生のセッションでは日本有数の施設のトップが大集合するという、圧巻の光景でございました。非常に有意義な時間だったと思います。
有意義といえば、まさか前日に教授とウノをやるとは思いませんでしたので、そういう意味ですごく新鮮でした(笑)
先生方、ありがとうございました。
藤井 智徳