静岡でオペ | 昭和大学消化器・一般外科のブログ

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昭和大学消化器・一般外科の若手医師のつぶやきのブログです。
研修医の先生、学生さんへ。入局をお待ちしています。

みなさん、こんばんはニコニコ


昨日に引き続き、またまた出没いたしましたジーッ


今日は、静岡市にある静岡県立総合病院に食道癌の手術をしに教授が行かれるので、一緒にお供させていただきました新幹線

非常に大きな病院で、患者さんも大勢いました。教育研修部長で主任医長の高木先生が中心となって、年間50件以上食道癌の手術をされているところで、これからどんどん鏡視下手術を取り入れていかれるそうです。


10時頃よりオペがスタートしましたオペ。本当は、高木先生のご好意で通常は心臓血管外科が使用する大きなお部屋を開けていただいておりましたが、解離性大動脈瘤の緊急オペが入ったため、麻酔導入直前でお部屋移動となりました。でも、普段使用されているというお部屋でしたが、そこでも十分広く全く、問題ありませんでした。


オペは相変わらず、スムーズに行われ、胸腔内操作は2時間弱で終了。その後、体位変換して、ちょっと休憩してから腹部操作を行い、頚部で吻合して終了です。今日の患者さんは術中診断で頚部リンパ節までは取らなくてもよかったので、合計で4時間弱で終了でした。、、、、、、なぜ4時間びっくり


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相変わらずのスピードです。でも、決して手術操作を慌ててやっているわけではありません。教授がやられると、毎回速いのですが、無駄な操作が一つもなく、出血も少ないので、一見簡単そうに終わってしまいます。しかも、非常に和やかに終わってしまいました。

さらに高木先生は、この日のためにみんなで勉強会をされており、非常にスムーズな環境も作っていただいておりました。本当に、ありがとうございました。

また、カメラを持っていただいた佐藤先生も順天堂大学出身で非常に食道癌手術には精通されており、さらに鏡視下手術も慣れていらっしゃるので、全ての環境が整っていたように思います。


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なんか、全くストレスなく、疲れない手術でした。おかげで、こんな風にゆとりでブログを書くことができておりますべーっだ!

あとは、今日の患者さんが合併症なく良好な経過、予後になるといいなと思っております。


手術中の写真を撮ってくれた五味君ありがとうね。


でも、こんな状況だといま流行りの腹臥位が良い、と言っている先生たちがいるけど、我々の今の手術で出血も少ないし、郭清も当然しっかりやるし、手術時間も短いと、必要性が感じられないな~。

ソロサージェリーと言って、一人でやれることが良いように言われているけど、何か時代がおかしな方向に行っているような気がするのは気のせいでしょうか顔文字

安全で、確実な癌の手術で、出血量が少なく、短時間で終わらせることが患者さんにとって一番なので、各々の施設でやりやすい手技をやるのがいいのでしょうね。あとは、我々にとってもうひとつ大事なのはチームで行うことによる医師の教育ですからね~。


まあこのくらいにして、今日はこの後にもまだまだあったので、その続きは次のページで書きますね。

(ん、アメブロが調子悪いぞ、、、、雪だから?)


最後に、大学不在のあいだ病棟班の人達にはご迷惑をおかけしました。まあ、藤森先生、公靖、ごっちゃん、友祐がいるから安心だけどねスマイル。あとは、ししゃもちゃんぽにょこと4月からの新入医局員の広本くんもいるので。研修医の石川君は、、、起きてるかな~にひひ




大塚耕司