3/12(水)宇土半島の大岳山。
山頂に「神風連六烈士自刃の跡」「神風連血溜の塚」がある。
このブログにおいて宇土半島大岳山を取り上げる度に、明治9年熊本で起きた神風連の乱について触れてきた。
ここは熊本城攻撃に失敗し、宇土半島に敗走してきた六烈士が自決した場所。
がねさんが小学5年生の頃だったと思うが、父親に連れられて大岳山に上り、墓の代わりに転がっていた石にお参りしたことがある。
それはなぜだったのか。父はなにも語ることはなかったけれど、そのことが記憶に深く胸に刻まれている。
山頂に至り、大岳山神社に参拝。
真っ直ぐに下りていくと、鳥居があり、里浦(さとのうら)につながる道に出る。ひと休みしていて、ちょっと下りてみるか。もしくはそのまま里浦の反対側へ道を進めば、このとき登山口とした電波塔跡地に戻るのではないだろうか。試してみようか、などと考える。
そうして倒木を乗り越えて、直滑降のように山道を下る。
6年ほど前だったか、元職場の同僚と歩いたときの記憶が甦るけれど、そのときと比べれば、これほどに急な坂道だったのかと信じられない。
そして道が細くなる。
道が細くなると同時に心細くなる。
あれ~、これはなんだか、このさきが心配だ。
一人だし、引き返そう。
再び大岳山の山頂に戻った。
そうしてそれから小走りで登山口に戻った。
(オシマイ)
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