東京物語①「烏森神社」 | Show space

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絵本作家しょうみのりのブログです。

皆との持ち込みが済んだ私は、次は自分の作品を仕上げて、再び出版社を訪れるため、東京へ向かいました。

 

東京へ行くときは、ほぼライブ(楽しみ)とセットにしております。

だってね。作品って出るまで、出せるかわからないんだもの……。

ダメでした。って言われたら泣いちゃうよね。

 

自分を救う手立ても考えて行動しますよ。

ということで人間交差点にお邪魔しました。

こちらHIPHOPを中心としたフェスという、日本ではかなりレア路線の会場になっております。

主催者は皆さんどこかで一度はお耳にかかっているはずの、RHYMESTERのお3人。

いいフェスです。お一人様でも怖くないです。むしろ快適です。

海辺の特別会場で開催されています。

港には大きいお船も止まっています。飛行機が近くを通ります。

解放感のあるお祭りでした!

 

写真は駅からの一枚なのですが、こんなにすぐ見えるところで、迷子になる私。「やらかした」。

この「やらかし」のおかげで別の有名な会場を見つけたりするんですけどね(笑)それが、また、いつも未来で役に立っていて、有り難いです。

 

宿泊先は新橋でした。

現地についてから思い出した、新橋って「飲み屋のイメージ」。

大阪のアメ村みたいな雰囲気でした。

 

夜のほうがうるさい町ですね(笑)

そこで烏森神社なるものを発見。

 

 

出入りが多い、小さな参道。なになに?有名なのかな?

お邪魔してみよう~。(←神社仏閣にとりあえず入るミーハー)

 

玄関に飾られたお札やお守り、販売物。

御朱印には4色使われていて、カラフルで有名みたいです。

全部かわいい、やったー(?)

参拝後、願いをかけて御神籤を引く。

500円?!

 

八咫烏宮司キャラ。

ここの取り組み、変わってます。

御籤が4色から選べます。それぞれに願掛けの種類があります。

そして、色別におまけが付いてくるのです。

私が選んだのは青色。

「厄払い・仕事・学業・技芸上達」

ご利益ありましたよ。

このあと、無事に持ち込みを成功させますので……

それはまた別記事にて。

 

さらに、もう1枚紙がついて来ます。

そこに自分の願いをかいて所定の紐に結んで帰ると、ご祈祷して下さるというシステム。願い事は「具体的に!」という指示もある(笑)

 

例えば

「働き方改革で会社がワーケーションを取り入れてくれますように」

「今度のプレゼンが認められて昇進に繋がりますように」

「アナと雪の女王2公開までにクリストフのような素敵な人と出会い、アメリカでの上映初日に一緒に観に行けますように」

 

……何言ってんだ(笑)

 

と、ここまで狙い撃ちして人はようやく行動に移せる

ということなんでしょうね。

 

 

書いたものを結べる鈴の会場。

凝ってる。

海外の人たちが面白そうにしてました。

 

この小さなスペースで来社する人々を楽しませてくれる日本の至れり尽くせり、おもてなし。楽しい旅です。

HPも綺麗ですよ「烏森神社」

 

幸運の鈴守に一目ぼれして購入。

母の日として母にあげたら、

「子供の頃お化粧して着物を着て、これを振るのが夢だった!夢が叶った嬉しい」と喜んでくれました。

 

上のお姉ちゃんたちは、町から選ばれ行事に参加して、そういうことをしたらしいです。自分の番になったら勝手に断られていたとかで……(笑)母の長年の悔いがここで消化できたなら、なにより。

 

そして間違いなく、神社様とご縁がありました。

奉られていたのが「天鈿女命・アメノウズメ」様だったのです。

 

調べてみたら、アメノウズメ様は超ファンキーな神様でした。

めちゃくちゃ要約しますと、

「肌をさらけ出して、桶の上で乳房をかきむしりながら踊った女神」

それを見た男神たちが、やんややんやと大笑い。

なにそのエンタテイメント?!ポールダンサー!!

 

その目的もちゃんとしてましてね。

天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩戸に隠れちゃったのをおびき出すためという。隠れちゃった太陽をもう一度、地上に戻すため。

 

あまりの騒ぎに「なにやってんの?」と岩戸から顔を出すアマテラス。

すかさず「あなた様より貴い神がお生まれになったので、みな喜んでいるところです!」とアメノウズメ。

そこでアマテラスに鏡を見せますと、鏡だとわからなかったアマテラスが「あら、私に似てる」とさらに岩戸を開けます。

 

待ち構えていたアメノタヂカラオ(力持ちの神様)が隙間からアマテラスを引きずりだして、岩戸に縄をしめ、2度と隠れられないようにします。

この縄がいわゆる、しめ縄。使われた鏡が3種の神器の八咫鏡。

 

引きこもり、いじけっこ太陽を復帰させたというストーリーですね。

 

そんなアメノウズメ様は、その後「猿田彦」と結婚するのです。

逆ナンパしたんですよ。

また、この口説き方が「胸をさらけ出して、あざ笑いながら向かっていった」というのだから、女神怖すぎる(笑)

 

おっぱいすぎる話でした。(ひどい結び文句)

 

なんのご縁かというと、猿田彦は三重(祖父母の住む、母の田舎)で子供の頃に何度か年末年始に参っていた、椿大神社の神様で、馴染み深いのです。

そのことは帰宅してから知りました。

(小さい時に行ったので由来とかに無知・白紙)

 

以前、赤坂の日枝神社にもお参りしましたが、そこに御猿さんが祀られていて、猿田彦さまもいらっしゃったのですよね。

 

しかも伊勢では、妻となったアメノウズメと猿田彦が同時に祀られていたりもしまして……芸能の神、道開きの神と、このタイミングで再会し、その物語を知ることが出来たのは面白かったです。

 

旦那さまにご挨拶してお世話になり、

今回はその奥様にもお目通りしたような(笑)

 

神社って面白~い。御朱印も有難みを付与したスタンプラリーみたいに見えるのですが。

 

と、まあ、変な具合に盛り上がって、次回はいよいよ持ち込みです。

 

 

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