2015年から長らく活動して参りました、絵本深読み勉強会タキタキですが、ついにファイナルを迎えましたので、その件についてご報告させて頂きます。
タキタキはすでに絵本作家としてデビューしていた、ギャラリーvie修了生のふじもと のりこ先生が皆に声をかけたところから始まりました。
集まったメンバーはギャラリーvieの卒業生たちがメインで、その後もレベルを統一することと、素性が明らかであることを狙って、また集まりやすいという条件からココから募集を続けました。
ふじもとさんは早くから、タキタキを絵本版「トキワ荘」のようにしたいとおっしゃられていました。
が、参加しているメンバーの意識はマチマチであったように思います。
私自身も疑心暗鬼の暗中模索でしたが、なにしろ絵本をもっと読まないといけない状態でしたので、月一で強制的に研究報告できる環境というのは本当に、とっても有り難かったし、助かりました。
同時に絵本ダミーを作って皆で見せ合うことも行われました。
これは「作ること」と「読み込むこと」の両輪を動かさないと作家を目指すのは難しいということからでした。
そうして丸々4年が経った今、デビューした者はまだありません。
私はタキタキがはじまる前に1冊の絵本を発売して頂きましたが、いまだにメジャーデビューというのでしょうか?絵本専門の大手出版社からは出しておりません。
トキワ荘には程遠い状態。
しかし一人一人の状況を見たときに、それぞれのタイミングでキャリアを築けなくなっている場合もあり、花を咲かせる時期というのはそれぞれなのだと感じています。
ともかく続けられること。続けていくこと。これに尽きます。
また、行動力が伴うことも重要なことであると、大先輩たちから多くのチャンスを頂き、とてもよく理解できました。
その行動には具体性が必要です。
・出版社へ働きかけるツテを作る。
・出版レベルの作品を作る。
ということでして、タキタキ最後の活動として、
参加できるメンバー全員で
某出版社への持ち込みを慣行致しました。
これには文章専門で絵本に詳しいという理由でふじもとさんが紹介下さり、勉強会に参加するようになった、絵本セラピストRうきょうさんのお力添えがありました。
ご自身は影となる形で、皆さんに担当編集さんを紹介下さったのです。
出版社への持ち込みをチームで出来るって凄いことだなと思います。
先日ポートフォリオ作りをしているという記事をあげましたが、実はここに向けて具体的に勉強をしていたのでした。
皆さんそれぞれに絵本も完成させ、自身のアピールできる部分を持ち寄って勝負をかけました。
仮にお仕事となれば、その結果はそれぞれにオファーという形で実現致します。そうなるとタキタキという場所が果たした役割はとてつもなく大きくなりますね。
楽しみにしております。
(みんなで食べたよ)
(サウンド環境の良い、オシャレなお店だった)
最後の最後でこういった企画を実行できて、本当に良かったです。
見て、聴いて、体験して学ぶことは大きかったです。
これからも、それぞれの戦いに生活が続きます。
タキタキとして応援していくことも続けていきます。
それぞれの活動が実をつけていつか、沢山の皆様に届きますように。
ふじもと のりこ→今度また新刊出ます!
シュガー(いしかわ さとみ)
くろさき そのこ→絵画教室と作家活動で向上中
おおさき なつこ→まゆげシリーズを更新中
鹿作家めぐ→ストックイラスト販売中
西尾都→雑貨販売など各種創作に活躍中
うきょう→大人に絵本を読む活動で活躍中
なや いくよ→時間の限りオリジナル創作を展開中
千絵ちゃん。→自身のペースで鋭意向上中
長い期間、少ない機会にでも関わって頂いた皆様に感謝を込めて。
最後にグループでやってきての総括
「考え方がバラバラな人間が集まるのは面白いよ。でも、ストレスも多いよ?いいところばかり吸血はできない。与えたり与えられたり、支えたり支えられたり、考え方の違う者同士ならば、お互いの意見に耳を傾けあい、自身の主題は強く心に持ったうえで、皆と足並みを揃えて、その場だけは、誰かに合わせるなり音頭を取り、時には馬鹿なフリもして、思いやりを発揮すること。攻撃や否定は持ち寄らないこと。発言の弱い人も居ることを知ること。気持ちの確認を都度していくこと。今後もし別の形で何かを実行するとしたら、そのときは良い環境を作れるように全員が同じ意識を共有して貰えたらと思っています。なにしろ嵐でさえ休止・解散しますからね。櫻井翔さんはこういったことを述べていたそうです。“チームは同じ方向を見て、チームを続けるんだと強く思って思って、思い続けることでようやく続けられる”」
これから絵本の勉強会や、他のグループを作ってみようという全ての方へ参考にして貰えればと思います。
いいなあ同士で集まれて……と思っちゃう人。
実行あるのみですよ。
ストレス多くて大変なんだねえ……と思っちゃう人。
それにも増して楽しいことや得るものが多いよ!
絵本作家になろうなんていう人は楽しいことを探すのが上手なはずです。そして「こんなもんだろう」と折り合いをつけることの大切さも実感しているはずです。
編集さんとの作業はそれぞれの主観のすり合わせにもなります。
鍛えていきましょう。
以上です。
記事が長くなり、めっちゃ偉そうな記録を残してしまい、失礼致しました。今この時だけの生の声を収録しましたよ。
次に向けて、この時間に置いていきます。それでは。
しょう みのり