毘沙門天の絵の見どころと、近くの美味しいお店、安心できるお店をご紹介。
毘沙門天をご家族で描いたのは、湊川神社のご祭神もご家族で祀られているし、お宮参り、結婚式、七五三と、家族で参拝される方が多い神社だから
ご祭神
楠木正成(くすのきまさしげ=大楠公)、息子の楠木正行(まさつら=小楠公)、大楠公夫人、弟の楠木正季(まさすえ)と、一族16柱
楠木正成公は、幼名を多門丸(たもんまる)と言いました。多門天は、毘沙門天の別名です。正成公は幼い時から、毘沙門天の加護があったのですね。
ちなみに、この地域は「多門通り」と言い、土地全体に毘沙門天の守りがあります。
毘沙門天は、仏では珍しく家族をもっており、社会の最小単位である家族を守護すると言われています。
妃は吉祥天女(きっしょうてん)、子が善膩師童子(ぜんにしどうじ)。本当は5人子どもがいて末っ子です。末子相続の西方遊牧民の形だと思われます。
毘沙門天の手や足のまわりのヒダは、もともとは動物の毛皮です。
獅子頭の下の直垂にあるマークは、毘沙門種子でベイと言います。真言は、オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ
甲冑の襟の模様は、毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)という独特の柄です。
胴のマルマル模様は、斑点のある動物の皮をイメージしました。
青い部分の模様は、雲流紋~流れ行く雲の吉祥紋です。
実りと豊穣を表し、良き事を呼び寄せ運気上昇を願います。
緑の衣服には、毛卍紋(けまんじもん)
太陽の力と獅子の毛並みを表します。
吉祥天のスカートの文様は、「菱万字(ひしまんじ)」卍をつないだ文様で、家の繁栄や長寿を願う不断長久の吉祥文です。
手荷物のは、如意宝珠(にょいほうじゅ)。すべての願いを叶えてくれる玉です。桃の形ですが、天界では、松竹梅の上が桃だとか。
童子は、ご祭神の加護が深いように願って、菊水紋(きくすいもん)を。これは湊川神社の御神紋です。
もともと、後醍醐天皇に16の菊紋を許された正成公は、天皇家の紋そのままでは恐れ多いとして、半分の菊とどこまでも皇室に付き従がう覚悟を水に託して、ご自身の紋にしました。
皆さんに、毘沙門天の加護がありますように。
強さに裏打ちされた優しさが毘沙門天にはあります。
大事なものを守る力の象徴です。
美味しいお店
社務所に向かって左手、東側から神社を出ると、真正面に青いパン屋さんが。ここもとっても美味しいですが、半分の曜日しか営業してないので、当たるとラッキー!
パン屋の角を曲がると、「おいしいごはん」というお店があり、身体にいい素材を使ったお店です。
コロナでお客様が減っているそうなので、応援してあげてくださいね。店主ひとりで頑張っています。