SHOUTER -31ページ目

SHOUTER

ブログの説明を入力します。

ジョジィはクリスマスをしらない。


その日はお父さんとお兄さんにめちゃくちゃにされる日だから。


お母さんはジョジィを殴るときだけ見てくれる。


あとの時間は空気ほども気にはしない。


ジョジィは眠れない。


ベッドには悪魔がしょっちゅうやってくる。


ジョジィはやせっぽちでくさい。


ときどき お姉さんがきて、


「なにか怖いことはあった?」ときく


ジョジィが首を振ると、またくるわね、とにっこり笑って帰ってしまう。


近所のひとは ジョジィを避ける


ジョジィはなにも説明できない


だってまだこどもなんだもの


ある日 ジョジィは死ぬ


両親は捕まる


お姉さんは泣く


近所のひとは証言する


お兄さんは親戚に預けられる


だれも ジョジィを思い出さない。


ちいさな棺桶のふたを閉じたら、


それで おしまい。
つるつる壁のすりばちのなかにいるような気がした


行き場のない閉塞感


やり場のない かなしみ


積もりに積もっておかしくなる人を


いったい 誰が責められるだろう


ひんやりとした壁に手をついて


空でも見上げて少し休めばいい


追い詰められるのがこわくて


追い詰めたふりをした


でも本当はこの壁を


壊せることを知ってる


誰もがすりばちから抜け出せたらと思い


それでもそのなかにいる


このままではすり潰されることを知りながら


それでもそのなかにいる


みんないる





思いながら