京都モダン建築祭10 衣笠会館(旧藤村岩次郎邸) | レレレの行ってみたらこんなとこ!

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ドライブの一助になれば幸いです(^^)
愛書家(読書家とは違います(笑))なもんでたまに本のことも書いてます

前回からの続き(令和5年11月3日のこと・イベントは終了しています)です

紫明会館を後にして、車に戻り移動しました
次は北野天満宮の近く(と言ってもけっこう離れてますが🤣)で一条通り沿いにあるとこでした
衣笠会館(旧藤村岩次郎邸)
住所・京都市北区北野下白梅町29

駐車場・なし
竣工・明治38(1905)年
施工・鈴鹿彌惣吉
構造・木造レンガ造 瓦葺2階建
歴史など
明治38(1905)年、藤村岩次郎の自邸として建てられる
現在は公益財団法人 衣笠繊維研究所が所有管理
こちらは外観のみ撮影可、内部は禁止でした

こちらの門から入場

左側に解説と登録有形文化財のプレート
衣笠会館
(国・登録有形文化財)
竣工年 明治38年(1905)
構造     木造煉瓦造2階建
             洋室暖炉(デザイン)
              和室(室内意匠)
登録年  平成17年11月
(原文のまま)

門から建物が見えてます

正面から

左斜めから

左側へ回り込みます


門入った所はちょっとした前庭になっていました

井戸もありました

右斜めから

玄関付近

右側側面

煙突

正面の窓付近
外観もこんな感じでまさにモダンな建物でした
中はそんな広いものでなかったですが、暖炉が何ヵ所にあったり、撮ってみたい箇所が何ヵ所もあったのに撮れなかったのは残念ですショボーン

こんな解説を頂きました
そこからはこの建物を建てた人物・藤村岩次郎のことを抜粋しておきます 
藤村岩次郎
1888年、藤村織布を起業
1895年、西陣の機業家らと共同出資して、五ニ会に綿ネル部を創設
(五ニ会とは、伝統的な輸出工芸品七業者の団体)
やがて「京都綿ネル株式会社」へ社名を変更
日本を代表する会社に
衣笠村の広大な一角を占めていた因幡藩の屋敷跡地に自宅を構える
1911年頃、自邸の近くの土地約4200坪を購入し、賃貸住宅地「衣笠園」を開設
そこに文化人が集まる
山口華楊堂本印象小野竹喬福田平八郎木島櫻谷吹田草牧牧野省三志賀直哉など
と、昔の日本の起業家にも文化人を支えるパトロンが多かったように思います
この藤村岩次郎という人もそんな1人なのかと思いました

次回、この日最後に訪れたモダン建築祭の会場のこととなります
では、またぁ〜(* ̄∇ ̄)ノ