京都モダン建築祭5-2 島津製作所 創業記念資料館 | レレレの行ってみたらこんなとこ!

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散策で主に史跡、神社仏閣を巡ってます
各地のガイドマップに載っている史跡、山川出版社から出ている歴史散歩シリーズの画像補完計を秘かに計画しています(笑)
ドライブの一助になれば幸いです(^^)
愛書家(読書家とは違います(笑))なもんでたまに本のことも書いてます

前回からの続き(令和5年11月3日のこと・イベントは終了してます)です
玄関を入ると、まずはロッカーに手荷物を預けるようにと言われました
そしてリーフレット貰ったんだったじゃなかったかな?🤔
その部屋にもいろんな物が展示してありました

次の部屋へ行くには人数制限があったみたいで、しばらくこの部屋で待ちました
その間、展示されてたものを見学

展示してあったのはX線装置でしたあんぐり



ここにあった全ての機械がX線装置となるようでした

解説

ダイアナ号
「レントゲンの島津」の地位を確立
 ダイアナ号の完成には、出力が安定しかつ長寿命なX線管の改良と、大電流撮影が可能な高電圧電源の開発という二つの技術的課題がありました。前者は、クーリッジ管も使用可能なアップグレード機器を提供し、また後者は、 感応コイル式から交流電源と変圧器を使用する方式の高電圧電源を採用することにより解決します。
  この結果、一台で多様な目的に対応できる汎用X線装置として完成し、当時の舶来品賛美時代に一世を風靡しました。
製造年:大正7(1918)年〜昭和11(1936)年頃まで製造
用途:透視・撮影・治療
(原文のまま)

国産木製複式顕微鏡
天明元(1781)年 小林規右衛門
現存する国産最古のものと言われている
(原文一部抜粋)

創業期の家屋

遍歴の解説
創業期の家屋
明治28年頃の木屋町本店
  万延元年(1860)、創業者の島津源蔵は、ここ木屋町二条に移り住みます。明治8年の創業以降、三度にわたっ て敷地を拡張、増築し、大正8年までの44年園本店とし てきました。
   現存する二棟つづきの建物は、明治21年と27年に建てたもので、創業期のたたずまいを今に伝えています。 
(平成11年:国の登録有形文化財に指定)
(原文のまま)

当時の写真

次の部屋へ行く手前に訓話がありました
これが読んで見ると、なるほどと思うことが書いてあったので文字起こししておきます
気になった方は読んでみてください😊
処世の要道

処世の要道
二代目源蔵、晚年の人生哲学
「努力と信念の人」と評された二代目源蔵が70年の経験を基礎に記した〇言。
  この内容から源蔵が、一方に家庭を他方に仕事を重んじ、 人生の要としていたことがわかります。自らもごく平凡なことを人一倍意識し、これらを社内の各所に掲げ、若手従業員から幹部に至るまで等しく指導しました。
  仕事の積み上げの経験から、事業家としての地位を築いた源蔵の 人生哲学がここにあります。
(原文のまま、〇は読めず🙇)

事業の邪魔になる人
一、自己の職務に精進することが忠義である事
を知らぬ人
二、共同一致の融和心なき人
三、長上の教へや他人の忠告を耳にとめぬ人
四、恩をうけても感謝する心のない人
五、 自分のためのみ思ひ他人の事を考へぬ人
六、 金銭でなければ動かぬ人
七、艱難に堪えずして途中で屈伏する人 
八、自分の行ひに就いて反省しない人 
九、注意を怠り知識を磨かぬ人
十、熱心足らず實力なきに威張り外見を飾る人
十一、夫婦睦じく和合せぬ人
十二 、物事の輕重緩急の區別の出来ぬ人
十三、何事を行ふにも工夫をせぬ人 
十四、國家社會の犠牲となる心掛のない人
十五、仕事を明日に延す人
(原文のまま)

家庭を滅す人
一、自分の一家と國家との繋りを知らぬ人 
二、両親及び兄姉を敬はず夫婦和合せぬ人
三、身分相應を忘れる人
四、毎日不平を言うて暮す人
五、相互扶助を知らぬ人
六、嘘を言い我儘を平気でする人 
七、不用の物を買いたがり無駄事に多くの時間をつぶす人
八、夜ふか朝寝をし實力を養成しない人 
九、失敗したとき勇氣を失ふ人
十、非禮(ひれい)なことを平氣でする人
十一、今日積む徳が明日の出世の因となることを知らぬ人
十二、先輩を輕んじ後輩に親切を盡さぬ人 
十三、 他人の悪口を言ひ争ひを好む人
十四、秩序を守らぬ人
十五、今日一日の無事を感謝せぬ人
(原文のまま)

事業の邪魔になる人
家庭を滅す人
以上の三十ヶ條はいづれも處世の要道であって充分に之を理解し且つ實行に努じる時は
一、職務上獨特の技倆を發揮して無くてはならぬ人となり
二、人格を向上し性格を圓満ならしめ諸人の愛敬を受け
三、以て立身立家立國の三大任務を完成することが出来る
然るに若し之を讀むも皮相にして底の真理を味解するに至らず或はただ知るのみにして之を貫き行ふの熱意を缺く者は必ず一身一家を破滅の淵に陥れるのである
(原文のまま)

次回も引き続き島津製作所のことになります
では、またぁ〜(* ̄∇ ̄)ノ