「ヨコスカ織り人」(令和元年11月に活動終了)に所属している時にAMIS・稲葉店主を取材させていただき、令和元年7月14日にWEB上で掲載したのですが、活動終了とともにWEB上からも削除されました。
大好きな古本屋さんでもあるので、店主の稲葉さんにお願いして当ブログで掲載してよいか許可を得るとともに、「ヨコスカ織り人」からも了解を得たので今回ご紹介させていただく運びとなりました。
当時のままの記事内容となりますこと、予めご了承下さい。
緒明山公園(通称:読書公園)※の前に建つ横須賀中央図書館から急な坂、読書坂を下って右に曲がり間もなくのところにブックカフェAMIS(エイミス)はある。
横須賀中央図書館へ行く道すがらにあるBOOKS&COFFEE AMIS。
店内には美術、インテリア、子ども向けの絵本、日本文化等さまざまなジャンルの本が並ぶが、ひときわ目を惹くのは洋書のコーナーだ。
思わず目が行く、ビジュアル洋書の棚。インテリアにもなりそうな本は眺めていているだけ楽しめる
と言うのも、店主である稲葉惠一さんは、かつて青山ブックセンター六本木店や東京ランダムウォーク六本木ストライプハウス店の店長を務め、多くのお客を魅了するディスプレイを手掛けて来た。
「自分が作った棚をお客さんが、どう回遊して、どこで立ち止まり、どんな本を手に取るのか、見ているのが楽しかった。」
BOOKS&COFFEE AMIS店主・稲葉惠一さん。カフェスペースにて。
棚づくりは毎日がフィェスタ
現在も棚づくりにかける情熱は同じ。「棚作りは文章を書くのに似ている。」と、稲葉さんは熱く語る。「どこで句読点を打つか、どの本を面出しにしてアクセントをつけるか。」など、棚を目の前にし溢れ出てくる思いを語ってくれた。「強い思い入れのある一冊の本があることで棚が引き締まるんです。」
棚を前にディスプレイについて熱く語る稲葉店長
新刊書店では自分が並べたい本は注文すれば手に入ったが、古書店では自分が並べたい本が手に入るとは限らない。時には採算度外視の仕入れをしてしまうと苦笑いする。
「(棚づくりは)毎日がフィエスタだよ」
東京勤務時代から稲葉さんが師と仰ぐデザイナーの杉浦康平氏の言葉だと教えてくれた。日々を彩るデザインが、皆を魅了し喜ばせる様はまさにフィエスタであるとの意だ。
「自分の作った棚で本が売れた時が一番うれしいね」と笑顔で語る稲葉店長
カフェスペースで至福の時間を…
「お茶飲みながら、お客さんから学ばせてもらうことも多いんですよね」
店内にはカフェスペースもあり、コーヒーに加え、稲葉さんの奥様手作りのジュースやお菓子も楽しめる。
稲葉店長の奥様お手製の焼き菓子とケーキは美味しいと評判
購入した本をコーヒーを飲みながら、至福の時間を過ごすのも良し、話題豊富な店主と読書や映画談義に花を咲かせるのも良し、本好きにはたまらない時間と空間がAMISにはある。
※緒明山についてご興味ある方、ご覧になってみてくだい。AMISから3分で登頂できますよ😁