春に向かって三寒四温と言いますが、なんだか最近は四寒三温、昨日も北風が強く寒かったです、とはいうものの日は照っていたので、風がやむと暖かく、ガレージで作業をしていると、時より羽織っていたジャンパーを脱いで作業が出来ました。
昨日はDio君の整備、俺のN-Boxのオイル交換、マル秘Zいじり、そしておんぼろZの組み立てと、朝から軒並み4台の愛車たちの整備を行いました、今日はみんな大好き、おんぼろZの組み立ての様子を紹介します。
今日紹介する作業は、バルブのすり合わせをし、組み立て終わったシリンダーヘッドを搭載する作業になります。
こちらはエンジン本体、先日奇怪な方法でシリンダーをクランクケースに搭載しました。
ヘッドを搭載する際、ガスケットは新しいものを使います。
新しいとは言えども数年間保存していた新古品、しっかり確認してから使います。
ガスケットはシリンダーへガタガタっと取り付けます。
続いてカムチェーンが通るところの新旧パッキン。
こいつは切れていなければ再利用が可能そうですが、大した金額ではないので交換します。
このパッキンは必ず毎回交換してください、左が今まで使っていたもので、薄くなっています、ヘッドとシリンダーの間に入って、圧力がかかっていたのでつぶれています。右側は長い事保管していたものですが、ふっくらしています。
パッキンはシリンダーヘッドの溝に取り付けます、この時私はバスボンドを塗ります。
一般的にパッキンにボンドを使う必要はないのですが、ヘッドとシリンダーの間は、意外とオイルが漏れやすいので、パッキンの周りに薄くバスボンドを塗布しておきます。
続いて銅ワッシャーのお手入れ
砥石にオイルを塗布し、銅ワッシャーを押し付けて磨きます。
こんな感じ、、、、
Z2の場合、ヘッドへのオイル供給は、スタッドボルトが通る穴を利用し、オイルをヘッドへ供給しています、そういった理由からヘッド周りのワッシャーには、銅製のワッシャーが使われています。
このワッシャーはホームセンダーでも普通に売られていて、価格も数枚入った袋売りで、大した額じゃないので、新しいものに交換するのが良いですが、今回は磨いて再利用することにしました。
そしてヘッドをシリンダーへ載せます、乗せること自体は対したスキルは必要ないです。
続いてカムシャフトを取り付けます。
カムを乗せるときは、クランクを回転させ、1番と4番のピストンの最上位にしておきます。
1番と4番を上死点に合わせるのは、ポイントのカムをクランクに取り付け、そこに書かれている1と4の記号を、合いマークに合わせると、1と4番のピストンは上死点に来ている事になります。
クランクを0度に合わせたら、カムの角度を合わせ、チェーンを掛けます。
カムの角度の合わせ方は、カムスポロケを3本のボルトで取り付けてありますが、その3本は等間隔には分割されておらず、1本だけ鋭角に配置されていますので、その1本のボルトがIn側もEx側も外に向くように取り付けますが、In側とEx側のカムの同調は、Ex側のカムスポロケを固定しているボルトの鋭角にレイアウトされたボルトが外を剥くようにし、チェーンを掛けたら、そのボルトの位置からチェーンのピンを数えて28ピンがIn側の合いマークに合わせると、クランクとInとExのカムが同調するわけです、、、、
はい!ヘッドの取り付け完了、あとはカムチェーンアイドラーを取り付ければ、ヘッドの搭載は完了です、、、、、
ところが、そのアイドラーが行方不明なんです、なのでクランクを回転させて、カムの同調が出来ているのか確認できていません、、、、そのせいで昨日はこれ以上作業が進められず、仕方なく他の愛車の整備を進めるのでありました。
次回もう一度カムのと同調の方法など、詳しく説明し、アイドラーを取り付ける作業から紹介します、、、、、、、でもどこへやっちゃったんだろう???