桃の旦那の しょう です。
時系列で言うと、この記事の続きです。
無事、出産を終えしばらくの後、
面会のGOサインが出ました。
出産後は、必要以上の連絡は控えたので、
桃がどんな出産を経験したか、とか
ももたろくんがどんな顔してるか、など
一切の情報はこの時点で入っていません。
タクシーに飛び乗って産院へ。
出産を乗り越えた夫婦のロマンチックな再会。
最愛の息子との感動のファーストコンタクト。
そんなメロドラマを空想していましたが、
直面した現実は異なるものでした。
イタタタタタタタタタタタ
イタイタイタイタイタタタタタタ
病室に着くと、
ケンシロウばりの、桃の悲痛な叫びが。
会陰切開の痛みに苦悶して、桃さんは、ひでぶっ!あべし!と断末魔状態でした。
ちなみに、桃の記事にも痛みレポがあります。
多少の予習はしていたので、
出産後にアソコを縫う事がある、とか
出産後はホルモンバランスが崩れて不安定になりがち、とかは知っているつもりでした。
普通なら、
わかる・・!わかるぞ・・!
これ・・進研ゼミでやったやつだ・・!
と、
わかる悦びを感じゾクゾクしたいものですが、
桃のあまりの悶絶ぶりに、そんな余裕は一切無く、僕は冷静を装って、なだめるしかなかったです。
なだめると言うか、共感だけする(?)みたいな、とにかく無害な透明人間になることを徹しました。
いや、そりゃあ痛いでしょうよ。
ていうか、想像しただけで痛い。
アソコが裂けて、そこを縫うんだもの。
そして「会陰裂傷」という、邪悪な字面よ。
ボスが使う、必殺技の響きしてるもん。
邪王炎殺煉獄焦!みたいなやつ。
柔道の試合で相手の技が、
ぼくのアソコのやわらかい場所に会心の一撃して死にかけた事は何度もありますが、
そんな痛みだって、数分経てば消えるので、比較対象にもならないのでしょう、きっと。
ももたろくんとの面会がすっかり後回しになるほど殺伐としましたが、
鎮痛剤が作用して、アドレナリンが収束した頃、やっといつもの柔和な桃さんに戻りました。
その後は色々と出産の話を聴かせてもらい、
そして、別室からももたろくんがやって来ました。
(次の記事へつづく)
反省点は、
僕は、面会前に浮き足立っちゃってたので、
想定と真逆の桃の悶絶ブリに面喰っちゃった事。
ズタボロである、という認識をもっと持っておけば、そうであろうと、なかろうと、動じることはなかったかな、と思います。
良かった点は、
色々買い出しをして向かったので、桃さんが喜んでくれた事です。
(おまけ)
ゴロゴロ鳴くまろとゴロゴロするおれ。