この記事の続きです。
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桃から告白を受けた僕。
同じく僕も桃のことが、桃色の片思い状態でした。(胸がキュルルン)
にも関わらず、僕は直ちに返事をせず、沈黙の逡巡をおよそ30分決め込みました。
読者の皆さんの理解は得難いと思いますが・・
チャラ糞Tinder野郎だった僕は、付き合うという選択肢を完全に失念していました。
なにせ当時の僕の得意技であり、座右の銘は、お相手に「本気にならない・本気にさせない」な程でしたから。
(クズだねえ)
なので、腑抜け切っていた僕は、突如告白を受け、意表を突かれた感じがしました。
僕がどれだけ・・・ぱっぱらぱーで・・・
僕がどれだけ・・・お花畑だったか・・・。
お分かりいただけただろうか・・・。
(本当にあったチャラい話)
(口笛のBGM)
即座に、僕の心の中で、天使とチャラ男が大激論を始めました。
これからも桃と一緒にいたい・・(※1)
会えなくなるのはイヤだ・・
じゃあ付き合うしかないじゃん・・
でもつまり34歳バツイチ女と付き合うってことは・・
言わずもがな結婚的なエブリシングもハッピーセットで・・
ジャンプと一緒にゼクシィとたまごクラブ買うようなことで・・
糞チャラ人間なんかに結婚なんて許されんのか・・
そもそも薄汚れた俺がまともに人と付き合えんのか・・
浮気したくなるのかな・・
きっとブログに顔も出るよね・・
そしたらパジャマでコンビニ行けなくなっちゃうよね・・
俺、一般人だよ・・
この人、芸能人だよ・・
あれ、ブロガーってだけで芸能人ではないのか・・?
え・・どうなん・・
桃の顔こわ・・
俺は大丈夫なんか・・・・(※1へループ)
そんなことを脳内で堂々巡りし続けました。
後にも先にも、鬼瓦フェイスの桃さんを見たのは、あの時だけです。
いつも前フリが長くて申し訳ありません。
この話の結論を申し上げますと、
付き合うことになりました。
(お試しで。)
今皆さんがご覧いただいている夫婦は、ここで誕生しました。
オチはロマンチックさも身も蓋もなくて、むしろ非常にしょーもないヤツです。
お取扱い注意なミドル30バツイチ婚活女と
吹いたら飛んでいきそうな軽いチャラ男が、
仲良くなって、お試しキャンペーンをした結果、今があります。(薄〜ぅ)
なので、
回答まで約30分の遅延が発生した理由は、
Tinder沼から真人間に転生するための覚悟を固めるため、
そして、結婚を見据えたお付き合いを決意するため、でした。
もちろん、
幸せになるために離婚して、幸せになるために婚活していた、桃の頑張りやしんどさは、頭からっぽの僕でも痛いほど理解していました。
そのため、
ノリとかその時の気持ちとか、瞬間的なものだけでなく、過去〜現在の僕を振り返り、未来の僕と桃をしっかりとイメージする必要がありました。
(良い子は事前に準備しておきましょう)
なので、
「お試し」とは言ったものの、僕は結婚を見据えた決断だったので、お試しで終わらせる気持ちはその時既にありませんでした。
一方、
僕が激ヤバいわくつき物件だったので、桃は完全にお試しだったことでしょう。
幸いなことに、
付き合ってからも僕と桃は波長が合って、大きな危機もなく(諸説アリ)、今日までやってこれました。
そしてこれからも変わらず仲良くやっていけると思っています。
運命的に巡り会い、映画のような燃える恋に落ちて、全米を泣かせたいところでしたが、残念ながら、ノンフィクションの激ゆる日常ブログなので、醜態をありのままにお届けさせていただきました。
褒められた過去ではないので、今ある1日1日の中で、褒めてもらえるよう頑張ります。
今回のケースは、
Tinderに限らず、マッチングアプリに蔓延る善と悪が、たまたま混ぜるな危険を経て、結果的に良い化学反応が起きただけの話です。
でも、
今アプリで婚活したり、遊んでる方は、何かしらの参考になれば幸いですし、
昔アプリをしていた方は、何かしら共感いただければ嬉しいですし、
アプリをしたことがない方は、良くも悪くもこんなところなんだと伝われば、と思う次第です。
『夜の断続ブログ小説 ももちゃん』
〜おらと付き合ってけろ!編〜 (おしまい)
次回、
『夜の断続ブログ小説 ももちゃん』
〜安定した日々の退屈を幸せと呼ぶのです編〜
乞うご期待。
(ないかもしれません)
文字ばっかりなので、
オマケ程度に付き合った当初の写真です。