令和4年6月17日、司馬遼太郎原作の『峠』という映画を観に行きました。主人公の河井継之助は佐久間 | 松陰のブログ

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令和4年6月17日、司馬遼太郎原作の『峠』という映画を観に行きました。主人公の河井継之助は佐久間象山の門下生。私が最も尊敬する吉田松陰先生も佐久間象山の門下生。兄弟弟子にあたり、吉田松陰先生と縁のある河井継之助は生きて欲しかったと思った。

 

河井継之助は徳川恩顧(譜代大名)の牧野家の家臣。立場的に戦わずを得なかったのかも知れない。奥羽越列藩同盟もあったしね。ただ、河井継之助は、江戸で遊学し、佐久間象山に学んだり、書物を読み、勉学に励んでいたので、日本の近代化の必要性、幕藩体制や封建制度を終わらせ、中央集権化をしなければ、列強諸国の植民地にさせられる可能性があるということは充分に分かっていたはず。

 

始めは、明治維新政府と戦うつもりはなかった。しかし、交渉が決裂して戦争に突入。敗れて逝去することになるわけだが、戦う気がなかったのだから、やり方を間違わなければ戦をしないで済んだかも知れないのではと思うと残念で仕方がない。あの小藩が独立するのは、時勢から考慮して無理がある。榎本武揚率いる旧幕府軍も函館で独立を目指したが、欧米に認められなかった。まあ、河井継之助は武士としての矜持を全うして逝去できたのだから本望だったのかも知れない。

 

映画は司馬遼太郎氏の原作なので面白かった。河井継之助の人を思いやる心には感動し、逝去するのは分かっていたが、生きて欲しいという感情が生まれた。

 

ちなみに、私が最も尊敬する吉田松陰先生と河井継之助の師匠である佐久間象山は松代藩士。松代藩は、あの真田丸で主人公となった真田幸村(信繫)の兄である真田信之を祖とする藩。真田家が徳川幕府の滅亡に関係しているとは、なんという運命(歴史)の悪戯であろうか。

 

 

 

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