樺旦純著『数学がらくにわかる本』という書籍を紹介する。 私も数学は得意だったのですが、社会人に | 松陰のブログ

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樺旦純著『数学がらくにわかる本』という書籍を紹介する。

私も数学は得意だったのですが、社会人になって、なかなか高度な数学を使う機会がなく、復習する意味で樺旦純氏著の『数学がらくにわかる本』という書籍を読破しました。しかし、読み始めると、たし算、ひき算などの四則計算の話が書いてあり、あまりにレベルの低い話だったので、失敗したかなと少し後悔しました。だが、読み進めていくうちに、段々とレベルの高い話になっていき、最終的には読んで良かったと感じました。126頁以降からレベルが上がっていき、数学だなと感じられるようになります。忘れかけていた数学感覚を呼び起こすには最適な書籍だと思います。

エラトステネスのふるい”って知っています?私は習った記憶がないんだよな。“エラトステネスのふるい”とは自然数の中から素数を選び出す方法です(58頁参照)。私も自然数の中から素数を選び出す方法自体は知っています。しかし、それに“エラトステネスのふるい”という名前があったことを覚えていませんでした。でも“エラトステネスのふるい”って、中学校で習うんですよね。『数学がらくにわかる本』を読んで、いい復習になりました。樺旦純氏著の『数学がらくにわかる本』では、対数計算、等差数列、微分積分、場合の数、偏差値などの基本的な考え方を紹介しています。この箇所を読むだけで、充分、数学の復習になると思います。私が感銘を受けたのは「ヘロンの公式」です。曲線をもたない図形ならばどんな形の図形でも面積が求められるのです。S=√s(s-a)(s―b)(s―c)を使えば求められます(204頁参照)。ちょっとお得な公式です。検算の仕方も記載されています。計算した後、その答えがあっているかを確かめるちょっとした方法を紹介しています(230頁参照)。実生活でも活用できる情報でした。ここで問題です。8リットルの葡萄酒の入った壷があります。ここに5リットルの枡と、3リットルの枡しかないが、この二つの枡を使って、4リットルずつに分けて下さい。目分量ではなく、きちんと分けるには、どうすればよいでしょうか?私はすぐに分かりました。答えは発表しません。樺旦純氏著の『数学がらくにわかる本』という書籍を見て確認して下さい。

樺旦純氏著の『数学がらくにわかる本』という書籍は数学に関する色々なトレビアが紹介されていて、面白い書籍でした。