フジテレビの『心が叫びたがってるんだ』 | 松陰のブログ

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フジテレビの『心が叫びたがってるんだ』


 


何か主人公の健気さにほろっと来る映画だった。


ピュアなものはいいね。


日頃、ピュアに生きたいと思っていても、実社会はなかなかピュアには生きられないからね。


ただ、映画を観終えて、冷静かつ客観的に見て、この映画の根本的なものに疑問を感じた。


主人公の女子高校生が自分のおしゃべりのせいで家庭を壊したことに罪悪感を持ち、しゃべられなくなるというのだが、根本的に家庭を壊したのは父親であって、主人公ではないよね?


父親が不倫したのが悪いのであって、それを観て、母親に告げたとしても、悪いことではないでしょう。


逆に、母親を裏切った父親の行為に対して、主人公が嫌悪感を覚えて、恨みを持ってもいいぐらいじゃん。


なぜ主人公の女の子は、父親の「お前のせいだろう」という言葉に罪悪感を覚えるのだろうか?


私だったら、父親に「お前が不倫しなければ家庭は壊れなかったんだよ」と思うが・・・。


主人公の女の子が父親にストーカーし、付け回し、粗探しをして、その結果、不倫が発覚したというのならば、父親だけの責任ではないかなと思うが、偶然に見てしまった父親の不倫行為を幼心に話しても罪にはならないし、根本的に父親が不倫したことが悪く、起因である。


主人公の女の子は、罪悪感を覚える必要もなければ、また、父親の不倫という女性にとって汚らわしい事実に関しては何も感じず、言ってしまった罪悪感ばかりを考えるのであろうかと大きな疑問が残った。


問題のすり替え?