阪急電車は関東にきても特別に感じるブランド電車だった | チョベリグ!

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チョビベリー(菊地紗緒里)がお届けする日常生活ありのままブログ。


メルカリでジャケ買いした1冊 

 


皆様こんばんは。

バレンタインにうまい棒を配ったチョビベリーです。

 

 

最近読んだ本で面白かったのが

「関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか ブランド力を徹底検証」

という新書で

 

 

大阪生まれ箕面育ちで

小・中学のときの習い事や

高校・浪人・大学の通学は

必ず阪急電車を使っていたチョビベリーにとって

 

 

地元を懐かしみつつ

知らなかったトリビア満載という

たいへん充実した内容

 

 

第一章は阪急沿線の誕生秘話で

小林一三が携わった歴史が書かれており

 

 

10年くらい前に小林一三の記念館へ行った際にも

彼の成し遂げた事業の多さに感服しましたが



宝塚歌劇団や駅ビルや

東宝グループ(「東京の宝塚」の意味)や

プロ野球や甲子園球場を作ったほか



地味なところでは

住宅ローンや室内プール

会社案内などを日本で生み出した第一人者であり

 

 

渋沢栄一に事業のアドバイスまでしてたんで

お札になってもいいほどの人物ということを再認識しました。

 


後半は阪急電車がどれだけ採算度外視で

顧客サービスとブランドにこだわったかという話で

 

 

関東など他の一般的な車両にくらべ

阪急電車はあの独特の色(マルーン色というらしい)

を出すために

ペンキを何重にも重ねていることや

 

 

アンゴラヤギの天然の毛を用いたイスなどの

落ち着いた内装に加え

 

 

「座っているお客様でもどの駅に停車しているか」

が分かるように

窓のカーテンを上から数センチ空けていることや

 

 

「お客様に優越をつけない」

というこだわりから

豪華な仕様の特別車両だとしても

追加料金をもらわないなど

本当に至れり尽くせりの電車であり



子どもの頃から贅沢な電車に乗っていたんだなと

阪急電車の居心地の良さや

イスの手ざわりに思いを馳せました。

 

 

また

阪急三番街にある噴水や

待ち合わせのビッグマンや

10円で入場できたラガールカードや

HEPファイブの観覧車の話なんかは本当に懐かしく



阪急電車でたまに巡り会えた

先頭車両の連結部分に座ることが

子どもの頃はお気に入りだったことなどを思い出し

 

 

コロナや出産で

2年以上帰省できていないチョビベリーにとっては



阪急沿線上や阪急百貨店の思い出が蘇る

素晴らしい一冊だったと思います。

 

 

梅田駅にあるココリコのアイスケーキを食べたいと

数年思い続けているチョビベリーです。