新·千葉のマイナーな観光スポット(土木遺産限定)(3) | 柵飯事2~shigaramimamagoto ~

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yahoo からの引越し組です。
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 今回は、南総エリア、すなわち旧安房国にある土木遺産の探訪録です。
 

 まずは、鋸山の最寄り駅の一つ、鋸南町の保田駅近くにある「汐止橋」です。石積みのアーチ橋なのですが、アーチ部分以外の石がアーチに向かって斜めに積まれているのが特徴のようです(普通は水平)。1895年(明治28年)のものです。
 駐車場完備ではあるものの、橋の幅も、この辺りの道も狭くて大型車や運転に自信がない方は別の場所に駐車して徒歩で行かれた方が良いと思います。
 

 鴨川市にあるJR内房線の「山生橋りょう」です。1924年(大正13年)に竣工した国内初の鉄筋コンクリートT型梁形式の橋だそうです。
 入り組んだ海岸線のギリギリに渡された橋で、電車が通るとなかなかの絵になります。写真の右手に並行して自動車の橋梁があるので車窓からの風景は全面海とはならないですが、きっと迫力のある景色が見えるのでしょう。
 
 

 最後は房総半島最南端の南総市にある眺尾橋、「めがね橋」です。1888年(明治21年)建造で、千葉県指定有形文化財にもなっています。三連の石積みのアーチ橋で残存しているのは関東ではここだけだそうです。
 この日は天候が悪く、川に橋の姿が映っていませんでした。交通量の少ない方の川岸に駐車場が完備されています。
 
 あと1、2回はこのシリーズを続けてみようと思います。
 
(続く)