文京区の重要文化財(建造物)の探訪録(1) | 柵飯事2~shigaramimamagoto ~

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 東京都文京区においても空襲により甚大な被害にあいましたが、それでも近世、近代の古い建造物がいくつも残存しています。台東区、千代田区に続き、国指定重要文化財を探訪していきます。
 

 まずは東大にある赤門です。耐震調査中とのことで門をくぐることはできませんでした。嫁入りした徳川家の女性が住む屋敷に併設される御守殿門とされるもので、正門が黒塗りされるのに対して朱塗りにされるそうです。東京国立博物館の黒門、山脇学園にある武家屋敷門と並んで、3大武家屋敷門とされる加賀藩の前田氏の上屋敷にあった門で、1827年建造です。


 そこから北へ徒歩20分、武蔵野台地の崖下にある根津神社です。お恥ずかしながら初探訪です。日本武尊が作ったと伝えられているようですが、さてさて。徳川家の庇護を受けていた立派な古社であることに相違はありません。

 楼門くぐります。江戸様式の外見で、メンテナンスが素晴らしく行き届いています。
 根津神社の重文は青銅灯籠を除き1706年の建造です。

 唐門もゴテゴテしていなくていいですね。銅葺屋根も渋い。

 拝殿前に一対ある青銅灯籠もパッケージで重文指定を受けています。他の重文は同一年に建造されましたが、これは1710年に奉納されました。

 西門も重文。

 シンプルな透塀も重文。

 本殿、幣殿、拝殿が一体となった権現造と呼ばれる江戸様式の社殿です。スッキリしていて品がありますね。戦災で一部破損したものを修復したと聞きました。

 本殿と幣殿は透塀から覗いても木に妨げられていて全容が見えません。しかし、黒くて分かりにくいものの、本殿の基礎部分の組木が立派です。
 
 このあと、小石川と護国寺方面に歩こうと思っていたら、雨となってしまい、計画は中止しました。残りの重要文化財探訪は別日で考えます。
 
【続く】