旅行者の決断力
この生活をしていると意外と決断を迫られる機会ってのは多いんです。
例えば、今日何をしようかというところから始まり、明日は、あさっては、1週間後、1か月後などの旅行そのものの計画。
次に毎食何を食べるか。
「それは日本でもおんなじ!」
と思われるかもしれないけど、常に同じものが手に入るわけではない環境で、その地その場所で買えるもので何を作るか、これも決断のひとつ。
続いてどこに泊まるか。
「ここ値段的にも設備もいい感じだな」
と思っても、
「もしかしたら、もう少し探し歩いたらもっと安いところがあるかもしれない」
そんな考えと常に天秤にかけながら、今日の寝床を決めなければならない。
突発的なトラブルも多々起こります。
「今日はバスがない」
「電車はもう5日先までいっぱいだ」
「あの観光地なら昨年から入場料が倍になったよ」
などなど。
そんな風に頻繁に決断を迫られる環境下で、この前もありがちなミスをしました。
北上する途中で、とある街に寄ったまではいいものの、その先のバスを予約していなかったばかりに、途中の街から北へ向かうバスがいっぱいで身動きが取れない羽目に。
事前に予約しておけばよかっただけのことなのに、それを後回しにしたばっかりに計画が崩れることに。
でもその一方でこんなことも。
その計画が崩れたので当初の北上ルートをあきらめ、別ルートで目的地に行く方法を考えて、ほかの旅行者に値段を聞いてみたら、当初のルートよりも安く行ける、らしい。
ただそこはその人が経験した情報ではなく、伝聞情報。少々頼りないが、どーするか。
そこでもまた決断。
「よし、いってみよー!」
そんな時のお話をこれからしたいと思います(これまでは全て前振り)。
まず、いまはアルゼンチンのチリにまたがる「パタゴニア」と呼ばれる地方にいます。
下の地図で、ブエノスアイレスからバスを2回乗り継いで着いたのが、2本目の矢印の先でカラファテ。氷河を見た場所。
山歩きをしたのが3本目の矢印の先、エルチャルテン。
そこからはぐぐーっと北上して(4本目の矢印)、チリに抜ける(5本目)というのが当初の予定でした。
が、予約が遅かったばっかりにこの4本目のバスが数日先までいっぱいになっちゃったって話なのです(前振りとつながったかな?)。
まず思いつく対策としては
案①
「エルチャルテンで次のバスを待つ」
なんだけど、本当に何もない街でスーパーもしょぼいので、それはちょっと・・・。
案②
「カラファテまで戻って直通のバスに乗る」
これなら1日待ちでok。ただし余計に料金がかかる。
なーんて話を宿で会った人にしてたら、
「ここからチリに抜けて、チリを北上すれば?そんなバスもあるらしいよ」
という話を聞く。
ほー、チリ側にバスがあるとは知らなかった!!地図を見てもチリ側には道が書かれてないので、アルゼンチンを通るしかないと思ってた。まさに盲点。
しかも、
「チリ側の方が安いらしいぜー」
とのこと。その彼も人から聞いた話だそうで、確固たる自信はないようだが、いろいろ考えた末、そっちをトライしてみることに。
つまり、3本目の矢印の先エルチャルテンから、青1本目カラファテに戻り、青2本目国境を越えてプエルトナタレス、3本目プンタアレーナスまで行き、そこから北上。
ということで、山登りを終えたその日の夕方19時のバスで早速カラファテへ。
22時にカラファテに到着、正直宿で休みたいところだがもうしばらくの辛抱。まずは次のプエルトナタレス行きバスの予約。
22時にもかかわらずまだバスターミナルのチケットオフィスは開いていた。
プエルトナタレス行きの看板を掲げた会社で尋ねるも
「うちは2日に1本で、次はあさってだよ」
とか
「明日の分はもう満席」
とのこと。なんと・・・せっかく戻って来たのに、もう4日も滞在して見たいところもないカラファテで足止めか。
なんか別の方法、なんか別の方法・・・と考えながらプラプラしていると、とあるバス会社の壁にかかってる地図を見てひらめいた!
ブエノスアイレスからのバスを乗り継いだ街、リオガジェゴスまで戻ってそこから直接プンタアレーナス行きっていうルートがある!
これだ。
オフィスでそのバスを訪ねると、
「明日あるよ」
とのこと。やった!
4:00カラファテ発 → 7:30リオガジェゴス着
13:00リオガジェゴス発 → 18:00プンタアレーナス着
だそう。
「おっけーそれで発券して」
と一度言ったものの、待てよと。リオガジェゴスで5時間半も待つことになるけど、もしかしたらリオガジェゴスからもっと早い時間にバスを出す会社があるかもしれない。それはここでは分からないし、もしかしたら13時発1本だけで、いま買わないと満席になっちゃうなんてこともあるかもしれないけど・・・
いやでも朝7:30に着くわけだし、さすがにそんな時間ならまだ大丈夫だろうか・・・。
などと考えた末、リオガジェゴスまでのバスだけを予約。
さらにこの時既に22時半頃で出発は朝4時。これから宿を探してシャワー浴びて寝ても3時間くらいしかないので、今日はバスターミナルで泊まることを決断。
ビールを1本飲み、寝袋に包まってターミナルのベンチで就寝。
(長いな今日の話・・・もうちょっと!)
ちょっとはしょって朝7時半すぎ、リオガジェゴスに到着。
バス会社のカウンターを廻り、念のため案内所でも聞くと10時、12時、13時のバスがある。
が、13時発のバスを扱う会社は開いてるのに、ほかはまだ閉まってる。
案内所によると、
「バスが出る直前にならないと開かず、空席があるかないかも分からない」
とのこと。つまり10時直前まで待ってカウンターが開いても、
「今日はもう満席なんだ」
という可能性もあり。さて、どうする。その間に13時のバスまでいっぱいになっちゃう可能性もあるが・・・。
それでもとりあえず10時まで待つことにする。
結果、9時半すぎにカウンターが開き、無事に買えた。
10時発、1時間半ほどで国境へ。
普通、A国とB国のイミグレ事務所は離れていて、A国の出国手続き後、再度バスでB国の事務所まで行き、入国っていう流れ。
だけどここの国境事務所は変わってて、チリとアルゼンチンの出入国審査官が隣同士に座っていた。
つまり、アルゼンチンの出国スタンプをポンっともらったら、次は隣でチリのスタンプをもらう。なんて効率がいいんだろう。
すばらしい。
国境の風景。
バスの中で出た軽食。
15時前にプンタアレーナス着。
まず観光案内所で宿とバス会社の情報を聞く。
宿に荷物を置き、3日ぶりにシャワーを浴びたい気持ちを我慢してバス会社めぐり。
案内所ではバス会社を3社教えてもらった。
1社目、次のバスは4日後の16日(月)とのこと。
2社目、次のバスは4日後の16日(月)とのこと。
それから3社目に向かう途中で、別の会社を2社発見。
3社目、次のバスは5日後の17日(火)とのこと。
4社目、次のバスは2日後の14日(土)だが既に満席、その次は18日(水)とのこと。
全然ダメ。
「あーこの街で4日待つのか」
と思われたが、観光案内所で教えてもらった最後の会社
5社目、次のバスは明日13日(金)でまだ空席があるとのこと。で、即購入。無事ドタバタ劇が閉幕。
後半かなり駆け足になりましたが、以上が今回の移動に関する流れ。
エルチャルテンで待った場合(ケースA)と、結果(ケースB)を比較してみると、
【日数】
ケースA:
11日 待機
12日 待機
13日 バス移動(夜はペリトモレノ泊)
14日 バリローチェ着(仮に1日だけの滞在とします)
15日 プエルトモン着
ケースB:
11日 カラファテ着
12日 プンタアレーナス着
13日 バス移動
14日 プエルトモン着
【料金】(宿泊は1日1,000円とし、バスは実額&予想)
ケースA:
宿泊費 4,000円
バス代 12,000円(エルチャルテン→バリローチェ) 実額
1,500円(バリローチェ→プエルトモン) 予想
計 17,500円
ケースB:
宿泊費 1,000円(バスターミナル泊と車中泊のため)
バス代 1,500円(エルチャルテン→カラファテ) 実額
2,000円(カラファテ→リオガジェゴス) 実額
1,800円(リオガジェゴス→プンタアレーナス) 実額
6,200円(プンタアレーナス→プエルトモン) 実額
計 12,500円
【結論】
ケースBの方が1日早く、5,000円安い。
これは全て小さな決断と運の結果です。
仮にバスが4日後しかなければ、この結論はまた変わったものになっていたわけで・・・
そういうところも含めて、本当におもしろいなぁとつくづく感じます。
長くなりましたが、今日はこのへんで。これからまさにバスに乗ってプエルトモンを目指します。
(ただいま13日の朝7時半なり)
これなーんだ!?
エルチャルテンの街というか村はほんとこじんまりとしたもので、この写真が村のほぼ全景。
旅行者用の小奇麗なホテル・ホステルがたくさんあり、宿の心配はないとのことだったんだけど、何軒か訪ねてみてもけっこー満室満室で断られた。
たまに空いてるところでも70-80ペソ(1,500円前後)とブエノスアイレスやカラファテの倍。
さすがにそれは払えねー!と歩き回って見つけたのが、この村でお世話になった宿。50ペソ(1,000円弱)。
これでもすごくきれーそうに見えるし、実際十分すぎるほどきれーで設備も整ってるんだけど、他の宿と比べると相当見劣りするくらい、ほんとにこの村の宿泊施設はレベルが高かった。そして値段も高かった。
そんな小さな村なんだけど、道のいたるところに変な物体がある。
これはなんでしょう??
電話をしてる人や何かに登ってる人。
答え。
これ、ゴミ箱なんです。
さっきの背中に、この自転車のかごに、
ゴミを入れてねーってことらしい。
これのおかげなのか、確かに街にはゴミがなく、清潔に管理されていた。
分かったかな?
フィッツ・ロイ登山録
334日目。
昨日、カラファテからバスで3時間ほどのエル茶流転(デフォルトでこの変換。ちょっとかわいい)、もとい、エルチャルテンに移動。
ここの街というか村は、フィッツ・ロイという山とその周りをトレッキング出来る場所として大変有名&人気な場所です。
トレッカー(トレッキングをする人たち)にとっては憧れの地とも言える場所らしく、ツーリストというよりはトレッカー・クライマーたちが集まってるような感じ。
おそらくこの村を訪れる旅行者の9割以上がフィッツ・ロイを目指すんだろうけど、おれは北上する通過点として寄っただけだし、そもそも山登りする体力・脚力も装備もないので、まぁ下から見るだけか、ちょっと歩くだけかな、なんて思っていました。
「晴れて早起き出来たらちょっとだけ山歩きしようかな」
なんて思って昨日は寝床に入ったのだけど、今朝起きたら8時ちょい前。しかも空を見ると曇ってる・・・。
「あ、これはなしかなー」
と思い、とりあえず下に降りて朝ごはんの用意をしていたんだけど、ふと窓の外を見ると、
曇ってはいるけど、昨日は全然見えなかったフィッツ・ロイが見える!
「んー姿を見せられると、もうちょっと近くで見たくなる」
ということで、朝メシ食べつつ簡単なランチを用意し、山登りではなく、山歩きに出発。
というのも、詳しくは後で出てくるけど、
「フィッツ・ロイは最初がなだらかな道で言ってみればピクニックのようなもの。最後の1時間だけが急な上り坂。最初のピクニックコースを1時間半も歩けば、湖の向こうにいい感じに山が見える」
そんな話を聞いていたのです。だから山登りじゃなくて山歩き。
朝ももう遅い時間だけど、それでも街はこれから山を目指すトレッカーでいっぱい。
みなさんの格好は・・・
スノボでかぶりそうなあったかそうなニット帽に、上はモコモコフリースの上に風も水も通さなそうな専用ジャケット。下もあったかタイツに防水のパンツ、靴はもちろんくるぶしまであるトレッキングシューズと万全の体勢。
中にはスキーのストックみたいな山用ステッキを持っている人も多数。
日帰りじゃなくて山でキャンプを張って朝・夕陽を狙う人や、この公園内を歩き回る人たちは、大きなバッグに食糧や調理器具に食器、テント・マット・寝袋のキャンプ3点セット、その他着替えなどを入れ、これまた準備万端。
一方の初心者くぼたはというと・・・
薄っぺらだけど一応ニットの帽子、上はいつのもヒートテック・ジャージ・ユニクロ プレミアムダウン、下はおなじくヒートテックに綿のパンツ、靴は布で水をはじくどころか、いくらでも吸い込んでしまうスニーカー。
しかも穴空き。涙
さらに防寒対策として手袋。
なんて思った(別に思ってないかー)?
はい、じゃんけんパー!
へへへ、手袋なんてそんな高尚なものはございません。
5本指「靴下」です。
街だったら寒けりゃポケットにつっこんどきゃいいけど、山じゃそうもいかないので・・・と考えた末に靴下の手袋化を決定。笑
みすぼらしいけど寒いよりはましで、結局これは大正解でした^^
さて、フィッツ・ロイのコースはこんな感じ。
ちょっと見にくいけど、途中の湖までが1時間45分。その先のキャンプ場までそこから1時間。さらに最後の湖までが1時間15分。上まで行くなら片道4時間のコース。
高低差も
最後にいっきに登ります、という感じ。
「じゃ、予定通りピクニック気分で湖までいこー!」
9時42分、山歩き開始。
5分、もう息が上がり、汗が出る。
きつい!どこがピクニックじゃ!!
写真で見るとたいしたことなさそうに思えるかもしれないけど、最初ずっと登り階段&上り坂。しかも砂地でよく滑る。
「最初から大ピンチ!この先どーなるくぼたくん・・・」
と先行き不安に思われたのだけど、15-20分もすぎると階段を上がるのにも、息が切れるのにも慣れ、楽に登れるようになった。
ひさしぶりにサッカーしたら、前半全然動けなかったのに、後半意外といける。そんな感じ。まぁ普段から動くのに慣れてないからですね。
はぁはぁ言いつつも、横を見るとなかなかきれーな景色が広がってる!
絶景に励まされながら進み、40分ほどで山登り終了。その先は多少の高低差こそあれ、まぁさっきの道と比べれば確かにピクニックみたいなもんだった。
途中、赤い頭をしたキツツキが、木をコツンコツン突いていた。
と、突然フィッツ・ロイとのファーストコンタクトが。
おーーーー!
街だと頭しか見えないのに、よく見えるじゃん。ナイス!!
もうちょい歩き、スタートからちょうど1時間で湖に到着。
ここでもいい具合に山が見られる。
しかし、はてと。入口の看板には湖まで1時間45分ってあったのに、1時間で来ちまったなぁ。
当初の目的地はここだったけど、まだ全然疲れてないし、時間も11時前だし、もうちょい近くまで行ってみっか。
ということで、水を1杯飲んで前進。
少し森を抜けると、あとはフィッツ・ロイを目の前に眺めながらピクニック道を歩く。
ちなみにこのフィッツ・ロイは、アウトドア用品メーカー「パタゴニア」のロゴのモデルになっているらしい。
なんとなく、逆から見た感じかなぁ。
途中、あおい氷河もよく見えた。
前に進むに従って、さっきまではっきり見えてた山がだんだん雲に覆われていく。
もうこのあたりから、
「途中までと言わず、せっかくだから最後までいこー!」
という気分にvv笑
さっきの氷河からだろうか、きれーーーな水が小川になって流れていた。
湖から1時間、キャンプ場に到着。ここまでもいいペースで来ている。あとは最後1時間ちょっとの登りだ。
この先の道はこんな感じ。
さっきまでとは打って変わって本当に急な登り。しかも砂地あり、砂利道あり、岩がゴロゴロした悪路もあり。
トレッキングシューズの裏はアイスバーンの上でも滑らないんじゃないかというほど凹凸がしっかりしてるけど、おれのスニーカーはもともとほぼ平らだったのが完璧にすり減って、いまや一切のデコボコなし。ただのフラットな底なので、滑る砂地が1番怖い。
また息も切れて汗も垂れる。足元に気を付けながら、1歩1歩前へ前へ。
前を見ると、おれより先を歩いてる人たちがいて、(もちろんスタートが違うから全然関係ないのに)、
「あーおれより先を行ってる。先輩たちあんなところまで・・・すごいなぁ」
なんて思ったりもしたんだけど、
「いや、でも後ろにいる後輩たちはおれの姿を見ながらおんなじことを思ってるはず」
と自分に言い聞かせながらゆkkりだけど確実に前進。
ここでも下を見ればきれーな景色が広がっていて、「がんばれー!」と応援してくれているような気がする。
そして出発から3時間半、ついにフィッツ・ロイが真ん前に見える、てっぺんの中でも1番高いところに到着!!
まだちょっと雲だかかってるけど、あんなに遠く離れてたフィッツ・ロイがすぐそこに。
氷河が溶けた水がたまって出来るきれーな湖がふたつ。
そんな素晴らしい景色を眺めながら待望の昼食。
と言っても朝用意した超簡単なもの。
パンにハムとマーガリンをサンドしたもの&おなじくハムとマヨをサンドしたもの。
ただそれだけなんだけど、下界で食べるより、はるかにはるかにうまい・・・。
そういえば世界チャンピオンのボクサーが言ってたっけ。
「水も食べ物も断つ苦しい減量を経て試合を終え、その日は泥のように眠る。そして次の朝食べるにぎり飯の一口目が格別にうまいんだ」
って。
もちろん彼らの苦しさとは比べものにならないけど、しんどい思いをしてひとつ何かをやり遂げた達成感とともに味わうサンドイッチはまさに格別でした。しかも2口目も3口目もね。
ランチブレイクをしていると、急に強風が吹き荒れ、雪が舞い始めた。
「おお、2012年初雪♪」
とか言ってる場合じゃない。脱ぎ散らかしてたジャージ&ダウンを着、岩陰へ。
そこで風がおさまり、山にかかった雲が晴れるのをただひたすら待つ。すぐに風はやんだけど、雲はいなくならない。
1時間ちょい粘ったけど晴れそうにないので、もう1度山と、
湖と、
氷河の写真を撮って、そろそろ下山。
(前回の氷河のブログでも書こうと思ったんだけど、氷河って「アイスエイジ」って感じ)
あ、そうだその前にもう1枚。
なんとなく拝みたくなったので拝んどいた。笑
結局頂上でフィッツ・ロイの前掲は見られなかったけど、雲間からてっぺんも見えたし、何よりこの達成感と格別ランチで大満足v
なのでいい気分で下山!
あのはるか遠くに見える川まで下り、
さらにこの湖のはるか先まで歩くかと思うと気を失いそうになるけども。笑
のぼりとくだり、どっちがきついか。という議論がよくあるが、
「くだりは滑らないように常に気をつけなきゃいけないとは言え、のぼりの時みたいに足を上げなくていいからこっちの方が楽。息が上がらない、汗もかかないのがその証拠」
と思った。
のぼりはキャンプ場から1時間半くらいかかったけど、くだりは1時間ほどで到着。
ここからはフィッツ・ロイを背に、時々
「雲晴れたかなー」
と振り返りながら進む。
川の水は飲用可とのことで飲んでみると、超冷たくて超うまかった。
人の顔に見える岩を発見。
この人はずーっとフィッツ・ロイを眺めてるんだろうなぁ。
また湖まで来て休憩。
ここでランチの残りを食べてみたら・・・
やっぱり頂上ほどではない、けどやっぱり普段よりおいしい。
ちなみにこの写真を撮ったとき、カメラの顔認識機能が作動。
舌を出した丸顔の人と勘違いしたのかな?カメラも寒さでちょっとやられたらしい。
ここからちょっと行くと今後はきついくだり坂。
木々の姿を見てもらえれば、ものすごい風が吹いてるのが分かるはず。
が、ここでも素晴らしい絶景が「がんばれー!」と励ましてくれた。
こんなほっと安らぐ光景も。
黄色い花が咲き乱れていたり、
おっ、なんかのアニマル!
最初パッと顔を見たとき、
「ブラザー!?」
と思ったけど、よくよく見ると全然ちがう。でもちょっとラクダ顔。
これはリャマか、それともアルパカ?いや、どっちでもないまた別のものか。分かる方教えてください。
それにしても、のどかな光景です。
最後にフィッツ・ロイと並んで今日のベストビュー。
朝の曇った感じよりも、やっぱり青空がいい!
山、川、森、空、雲。完璧な1枚。
すぐそばにあった木。
この時は無風だったのにこのなびき具合ってことは、日々横風を受けながら成長したんだろうなぁ。
そしてついにエルチャルテンの街が見え、
登山開始から8時間10分後の17時52分に下山。
頂上にいた1時間ちょっとと途中の小休止を抜くと7時間弱の山歩き。
しんどい場面もあったけど、それを乗り越えて味わうあの達成感は何ものにも代えられない素晴らしいものだった。
もちろん今晩のビールが普段よりうまかったことは言うまでもない。
最後、余談になるが、街からフィッツ・ロイを見上げると、
さっきよりも晴れて、時折てっぺんものぞかせる。
「またのチャレンジをお待ちしておりまーす^^」
と言わんばかりに。
くそー!
上からフィッツ、サディスティックなやつめ。
南アフリカまとめ
1. 滞在日
2011年12月29~31日(3日間)
2. 訪問都市
ケープタウン・サイモンズタウン
3. 会計報告
(1)総計 7,500円
(2)内訳
・生活費 3,000円(1日あたり約1,000円)
・喜望峰 3,000円
・空港送迎 1,500円
(3)累計 795,500円(323日)
4. 消費量
10本(大瓶) 799
5. 評価
(1)Sambi
・景 ★★★★☆
・食 ?????
・人 ?????
(2)その他
・難易度 ????? (宿泊/交通など旅行のしにくさ。
星が少ない=旅行しやすい)
・再訪度 ★★★☆☆ (また行きたいか)
6. 世界遺産
・訪問なし
7. 総評
・ナミビアのヴィントフックから国際バスでケープタウンに入り、飛行機でout。
・喜望峰しか行っていないようなものだが、道中含めとってもナイス。
・物価レベル。食糧はナミビアと同じかちょっと高いくらいという印象。宿も軒並み
1,000円越え。電車だけは安かった。
・ナミビアに時間を割いた結果、ほんの3日間という短い滞在になった。ケープ
タウンの近郊にワインランドという街があり、ここはワインが名産の南アの中でも
ワインの醸造所がたくさん集まっている街だそう。
酒好きにはたまらないそんな街に行けなかったのは残念ではあるが、まぁまた
いつか機会があれば。
なんにせよナミビアのためのタイムアップなら致し方なし。喜望峰だけでも十分
満足。







































































