コングラッド~アクタウ
移動日ふつかめ。
お世話になったポリ宿管理人のじいちゃんに起こしてもらい笑、コーヒーを1杯飲んでインスタントラーメンを買い、8:20発のカザフスタン ベイナウ行き国際列車に乗車。
今回の電車はタシケント~サマルカンド間のコンパートメント式豪華列車やサマルカンド~ブハラ間の4列式特急列車とは異なり、なんだかぼろっちぃか簡易寝台付き列車。
定刻ちょっとすぎに出発するも、窓の外には砂地に草がちょぼちょぼ生えた変わり映えのない景色が続き、電車もけっこースローでいくら時間がたっても進んでる感じがしない。
車内にはたくさんの売り子のおばちゃんたちが乗り込んでいて、サモサや野菜(トマト・きゅうりなど)や水餃子スープ、水やジュース・ビールなどの飲み物などを売ってるけど、あいにく残金がほとんどない(2,000ソム=70円くらい)ので、1,000ソムで買ったナンをかじり、昼にはさっきのインスタントラーメンを食べてしのぐ。
車内には両替屋もたくさんおり、ドルからカザフスタン通貨テンゲへの両替をお願いするもみなさんドル両替はお断りとのこと。
残りの1,000ソムは水代に消えたので、残金はきれいさっぱりゼロ。まぁナンならたくさんあるし、なるべく体力を使わないように大人しく過ごす。
乗客はほとんどがウズベク人。キルギスと比べると少々うっとおしい(しつこい)人の多かったウズベキスタンだけど、電車に乗ってる人たちは比較的おだやかで居心地は悪くない。パスポートを見せっこしたり、これまで辿った国の話をしつつ写真を見せたり。
出発から8時間、ちょっと陽も傾きかけた頃にウズベキスタンの出国手続き。
と言っても、車外に出て並んだりするわけではなく、税関用紙に手持ち品等々を記入し、パスポートを預けたらスタンプを押され、はい終了。
滞在登録の心配は無用でした。しかしこの審査が長い。そりゃそうだ、この電車には何百人も乗ってるんだから。
2時間ほど停まりまたのんびりと動き出す。しばらく行ったところで、今度はカザフスタンの入国手続き。
こちらもイミグレカードを書いてパスポートを預けるだけ。手続き自体は楽チンでよい。が、待ち時間が長いのは一緒。この出入国関係で4時間以上かかりました。
ナン食にも飽きた頃、となりのにいちゃん(30代後半かと思ったら、おれより年下!人は見かけによらない・・・)がサモサをふたつ買って渡してくれた。ありがたい。
終点のコングラッド到着は21時半前。約13時間の長旅。
さすがに少々疲れた・・・が、まだ続きます。
コングラッドには用がないので、そのまま西へ、アクタウという街を目指す。
チケット売り場を見ると大行列。しかしその前にお金をおろさなきゃ。なにせ一文無し。
ここにも警官がいたので、「ATMはどこですか?」と尋ねると「ATMはこの街にはない!」とのこと。
ウズベク側のコングラッドにはホテルもない、カザフのベイナウにはATMもない。
国際列車の発着駅だからと言って、大きな街とは限らないらしい。
でもこちらには中国で仕入れてきたドルがあるので「両替所は?」と聞くと「両替はそりゃあバザールだろ」とのこと。
「いやでもバザールはこの時間はもう・・・」
「ああ、とっくに閉まってるさ」
なんて役に立たない情報。もう!
が、そこでひとりが
「そこの商店にても行けば両替してくれるんじゃない?」
と教えてくれ、言われた通りのお店に行ってみると、直近レートの$1=145テンゲよりも少し悪い130テンゲで両替してくれるとのこと。
145、140と粘るも、ひたすら「ノー」。ここで両替しなきゃどこにも行けないし、確かにこっちが分が悪い。
最後に「ウェルカムtoカザフスタンプライスで135!」とお願いしたら、「うーん、仕方ねぇ、持ってけドロボー!」と了解してくれた。
$20分を両替し、行列のチケット売り場に並ぶ。
が、20人ほど待ってるのに開いてるカウンターはひとつ。しかもチケットを買うには自国民もパスポートが必要(チケットにパスポート番号や名前が打ち込まれる)で、ひとり何冊もパスポートを持っているので、全然進まない。
そこで救世主現る。
見るからに強そうなおばちゃん。
座席でよければ1,000テンゲ、寝台なら3,000テンゲでチケットを買ってあげるとのこと。
ちなみにこの駅にはアクタウ行きのバスも停まっており、バスでも1,000テンゲ。但しバスは狭そうだし、トイレもないし、もしかしたらのんびり走る電車と違って夜明け前にアクタウに着いちゃうかもしれない(それはそれで困る)ので、同じ値段なら電車の方がいいや、ということでおばちゃんに全権委任。
さっき両替してくれた商店でビールを買い、おばちゃんの帰りを待つ。
てっきりおばちゃんはもうチケットを持っていて、それを売り渡してくれる(ダフ屋)のかと思ったら違って、ただ強引に列に割り込み、早く買ってくれるだけらしい。
チケットの値段を見ると実際は650テンゲ、おばちゃんの手を見たら150テンゲしか持ってなかったので、残りはチケット係員か、前で並んでる人に渡したんでしょう。
おれはちゃっかり「おばちゃん、手の中の150のうち50はおれにちょうだい」と言い、結局950で買いました。笑
おばちゃんからチケットを受け取って間もなく、電車がホームに入ってきたので、おばちゃんにお願いしてなかったら電車には乗れてなかったかもしれません。
さて、ここからがまた・・・。
まず電車に乗り込むと、通路を埋め尽くすひどのひとヒト人。
みんな同じくウズベキスタンから来たのかなんなのか、大きな荷物を抱えながら、まったく進まないもんだから押し合いへしあい状態。
小さな窓しかなく、空調なんてもちろんない。電車の中にはそれこそ100人は優に超える人。その結果、車内は蒸し風呂状態・・・。湿度もさることながら、温度も50度くらいあったんじゃないかな。みんなびしょびしょ、進まないイライラで車内には怒号、まわりの人への罵声、それに脅えるこどもの泣き声が響き渡り、そこはまるで
「地獄だ」
何度このセリフをひとりでつぶやいたことか。
しかしホントにおおげさではなく、そこは未だかつて経験したことがない地獄絵図でした。
チケットの座席番号なんてあってないようなもの。
座れる場所などあるはずもなく、やっとのことで最上段の荷物棚をゲット。
硬いブラスチックの上に寝転び、地獄を見下ろしながら一息つきたいところだけど、逃げ場のない熱気は上にたまるもの。
地獄の次は、天然のサウナ。
腕にも足にも汗がびっしょり浮き、着てるものはぐちょぐちょ。さっき飲んだビールもすっかり流れ出てしまいました。
が、それでも寝転がっていられるだけ地獄よりははるかにマシ。
どれだけ時間がたったのか、静かに電車が走り出し、車内もようやく落ち着きだして涼しい風も入ってきた。
びしょびしょのまま、2本目の栓を開ける。
地獄からの解放と、2本のビールで調子を取り戻し(単純!)、下界に降りておっちゃんおばちゃんたちにまた写真をお見せしながら、わいわいガヤガヤ。
が、ここでもう限界。
精魂尽き果て、荷物棚のプラの上で死んだように眠る・・。
よほど疲れていたのか、1度も目覚めることもなく朝を迎える。
電車はまたのんびりと、でも着実に目的地に向かっている様子。
結局約9時間半後の8時半頃にアクタウに到着。
駅から市内中心部は10数キロ離れているとのこと。とりあえずバスに乗ろうと思うけど、どれが中心街行きか分からない。
バス待ちの人たちに聞いてみるも要領を得ず、とりあえずたくさんの人たちが乗るバスに乗り、いっぱい人が降りるところで降りることに。違ったらまた同じバスに乗って駅まで戻ってくればいい。
が、行けども行けども「ここが中心だろ!」と自信を持って言えるところは見当たらない。
それに乗客たちもまばらに降りて行って、大勢がどかっと降りるところなんてない。
40~50分も乗ってただろうか、残りの乗客も少なくなり、結局バスの終点まで来てしまった。
が、ここで運が巡ってきた。
駅から乗ってきた105番のバスを降りると、目の前に2番のバスが停まっている。
前にアクタウ市内からアゼルバイジャン大使館への行き方を調べた時に、2番のバスに乗るって書いてあった。ってことは2番に乗れば中心部まで行ける!
バス停の商店でコーラを買って水分補給し、乗車。
「そうだせっかくだからアゼル大使館まで行ってしまおう(ほんとは確実を期すため、1度市内の旅行会社に大使館への行き方等々を相談しに行こうと思っていた)」
ということで、車掌のおねーさんに
「アゼルバイジャン ビザ」というフレーズとスタンプを押すジェスチャーを見せると、どうやら分かってくれたらしい。
前に調べた情報によると、2番のバスで終点まで行き云々、とのことだったが、おねーさんは途中の停留所で降りるように言われる。
半信半疑だが、「アゼルバイジャーン!」というので、従う。
街の人に聞きつつ、辿り着いたのは「イミグレーション ポリス」と書かれた建物。
絶対違う。
が、入り口で例のフレーズとしぐさをすると「そうだそうだ」という。
係員の元へ案内され、パスポートを渡して「アゼルビザ?」と聞くと「ダー(yes)」との回答。
おとなしく待つこと10分ほど、パスポートを返され、「オーケー!バクー(アゼルの首都)へ飛んでけ」とのこと。
パスポートをパラパラとめくり、ビザを探すも・・ない。
「さっきビザくれるって言ったじゃん。ビザは?」
と聞くと
「ここはカザフスタンの警察。アゼルバイジャンのことは知らん!」
なんじゃそりゃー。さっきと言ってることが違う!
で、何をしてくれたのかと思えば、例のレギストラーツィア(レジストレーション=滞在登録)。そんなもんいらん!
と、がっかりしてポリスを後にする。
もう時間は11時近く。市内の旅行代理店に相談してる時間はない(たいていビザの申請は12時まで)。
2番のバスにもう1度乗り、終点へ。
調べた通りに行くと、バス停から3分ほどのところにはためくアゼルバイジャンの国旗!!
やった!辿り着けた!!
パスポートと写真2枚を提出し、申請用紙を記入。
領事さんによると、ビザは3営業日後の発行だそう。今日が木曜日なので、数え方にもよるが、受け取りは来週の月曜か火曜。日本人は無料らしい。
確かウズベキスタンのタシケントにある大使館では、所要1週間で$40だったので、期間も短いし、ここへ来て無料はありがたい(が、ビザを取る場所によって違うなんてあり?)。
けど、やっぱり3営業日は長い。なんとかエクスプレスで頼めないか、3営業日と言えば、土日を挟んで5日後だし・・・
と食い下がると、領事も
「うーん」と唸り、「とりあえず金曜日に来なさい」
と言ってもらえた。金曜(って明日だけど)にもらえれば儲けモノ。
3度(みたび)2番のバスに乗り、今度こそ中心部へ。
影がほとんど出ないくらいに太陽も登り、気温は最高潮。炎天下の中、重い荷物をしょって旅行代理店を目指す。ここではビールで水分補給(相変わらず笑)。
また別の機会で紹介するけど、ここアクタウはカスピ海に面した街。
ここからアゼルバイジャンの首都バクー行きのボートが出ているらしい、とこれまでいろんなところで聞いてきた。
けど、この船は客船ではなく荷物用で、10日や2週間ごとの不定期船。当然タイムテーブルもなく、荷物がいっぱいになり次第出港する船らしいとも。
そこのところの情報を集めに代理店へ。
お店のおねーさんによると、やはり船は不定期でいつ出るのか誰にも分からない。船が出るらしいという情報があれば、泊まってるところに電話をくれるので、そしたらチケットを買いにくればいいんだそう。
「ホテルは?」
と聞かれたが、ロンプラに載ってる宿は$30~高いところでは$200を越えるようなところまであり、そんなところには泊まれまへん。
そこでおねーさんに相談すると、場所は分からないけど、安い宿があるとのこと。宿の名前と住所を聞き、またバスでそっち方面へ。
「いや、住所があるなら分かるじゃん!?」
と思われると思いますが、○○の何番地と言ってもそこは1km四方に及ぶ広大なエリア。
バスを降り、人に尋ねては歩き、また尋ねては歩くことを繰り返し、ようやく発見。
受付で聞くと、1番安いドミで1,500テンゲ(800~900円ほど)とのこと。これは安い!ロンプラに頼ってたらどれだけの出費だったことか。やっぱり生の情報は強い。
ということでウズベキスタンのコングラッドを出発してから30時間以上経った15時頃、ようやく荷物を降ろすことが出来ました。
長時間の電車に地獄とサウナ、バスを間違えるハプニングや炎天下の大使館・代理店まわりなどいろいろあったけど、なんとか2日でここまで来られた。
ガイドブック通りの移動は楽チンだけど、今回みたいなスリルや不安は少ないもの。
ひさしぶりに達成感のある移動だった。
ちなみに、アゼルビザがもらえると思って行った例のイミグレ ポリス、カザフスタンは滞在登録が不要だと思ってたけど、それは空路等で入国し、イミグレカードにスタンプが2個ある場合のみで、たいていの陸路の場合、滞在登録に出向き、スタンプをもらう必要があることが後々に判明。
元々おれのイミグレカードには1個しかスタンプがなかったので、これは実に棚ぼた的な幸運であった。
ここのところ運には恵まれている感があるので、この調子で明日アゼルビザが取れ、2~3日中にボートがあるという連絡が来るといいな。
ちなみにここにはカスピ海以外特に見所はなさそうなので、数日待ってもダメそうなら迷わずバクーへ飛びます。
カスピ海横断ボートは魅力的だけど、さすがに10日も2週間も待つのはもったいないので。
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これを書いた翌日、アゼルバイジャン領事館に再度出向くと、無事ビザを発給してもらえた。
所要3日のはずが翌日渡し(ただしビザは更にその翌日から有効)。
なんとも機転の利くアゼルバイジャン領事館でありました。
ヒヴァ~コングラッド
昨日無事カザフスタンのアクタウに到着。
いまは優雅にフラペチーノなんか飲みながらほっこりしています。
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165日目。
(3日前、かな・・・・)
ヒヴァからカザフスタンへの行き方に関する情報が乏しく、ひさびさにトリッキーな移動になりそうな予感。
とりあえずの最終目標は、今日(7/26)中にカザフスタン行きの電車があるらしいコングラッドという街まで行き、翌27日のカザフ行きチケットを買うこと。これが果たされたのか否か・・・。
まず、ヒヴァからコングラッドに行くには、少なくともタクシーとバスを何本か乗り継ぐ必要があるらしい(宿のにいちゃん情報)。
とりあえず最寄の大きな街、ウルゲンチまで乗り合いタクシーで出る(2,000ソム≒70円)。
そこでウルゲンチとコングラッドの間にあるヌクスまで行くという乗り合いタクシーがあり、それに乗車。
が、ちゃんとコミュニケーションが取れてなかったのか、このタクシーはヌクスまでは行かず、ウルゲンチから30分程度のところにあるバザールで停車。
ここで「ミニバスに乗り換えろ」とのこと。3本目、これでヌクスまで(タクシー&バスで10,000ソム≒300円ちょっと)。
街と街の間はそれほど離れていないようで、ヌクス到着は昼過ぎ。そこでコングラッド行きを探すと、タクシーがあるとのこと。
が、値段を聞くと15,000ソム(約500円)。高い!!
最初のヒヴァ~ウルゲンチが35kmで2,000ソム。それに対してヌクス~コングラッドは120km(距離的には4倍以下)なのに値段は7倍以上!
これは乗れない。
「バスはないの?」
と聞くと
「ない」
とのことだったけど(実際はあった。ウズベク人うそつき多し、要注意)、ミニバスならあるとのこと。
ヌクス駅前のミニバス乗り場までタクシーで乗せてもらう(2,000ソム≒70円)。
そこでミニバスの値段を聞くと6,000ソム(200円)とのこと。すばらしい!!これで7,000ソム節約出来る。もうウズベク滞在もあと2日でほとんどお金がない。この差はでかい。
(ちなみにこのミニバススタンドからローカルバスも出ているっぽい)
結局、バスと乗り合いタクシー5本を乗り継ぎ、15時前にコングラッドに到着。運ちゃんに駅まで連れて行ってもらい、無事明日27日発のカザフスタン行きチケットもゲット。
のはずが・・・。
さて、それでは今晩の宿を探しましょう。
ちょうど駅に警察官がいたので、
「ホテルはどこですか」
と聞くと
「この街にホテルはない」
とのこと。
えっ・・・。
仮にもここは国際列車が出る駅のある街。
そこにホテルがないなんて・・・想像だにしていませんでした。
ここでちょっとそれて、ウズベキスタンの警察の話。
まぁここの国のポリスに関しては、いい評判を聞いたことがありません。
1番よく聞く彼らの悪事としては、外国人にパスポートの提示を求め、ビザや滞在登録(ウズベキスタンでは外国人にこの滞在登録というのを義務付けている)のアラを探し、賄賂を要求するというもの。
それと、駅や国境でパスポートと財布(所持金)の提示を求め、お金を数えるフリをして札を抜き取るというもの。
隣のキルギスにいる頃からそんなわるーい噂が絶えませんでした。
で、実際はと言えば、国境でも駅でもお金にまつわるトラブルはなかったものの、街の至るところに警察官が立って常に監視の目を向けているし、地下鉄に乗る時は必ずパスポートとカバンの中身を見せろと言う。
(最初はびびってたので、地下鉄駅で求められれば、「あ、パスポートとカバンのチェックですね。はい、かしこまりました。どうぞご確認くださいませ、はいー」と、借りてきた猫のようにおとなしく従っていたのですが、これが毎回毎回続くとだんだんうっとーしくなってきて、後半は「あん?パスポート?ほら、コピーでいいだろ」とか、「カバン?やだよ、見せねーよ」といった具合に、はむかうようになっていました。今振り返ればなんて生意気でバカなんだろうと思うけど「自国民のカバンチェックはしなかったりするくせに外国人は必須なんておかしい!だいたい善良な日本国民が武器・弾薬などなど持ってるわけがないじゃん!バカ!!」と調子に乗っていましたね、はい)
それにサマルカンドでは、レギスタンというメイン広場のチケットもぎを警察官がやっていたり(「それが警察の仕事かよ!」と言いたい)、本来は立ち入り禁止のミナレット(塔)のカギを彼らが持っていて、いくらか(いわゆる賄賂を)払えば登らせてくれたりするような始末。
そんな事情で「この国のポリスは信用ならん」というのがこれまでの経験から得た結論でした。
なので「この街にはホテルがない」と言われても信じられるわけもなく、周りの人たちに「ホテルー?ホテーール?」と聞いてみたものの、首がタテに振られることはなく・・・本当にないらしい。
「ホテルがないなら駅で寝させてください」
とお願いするも「ダメ」とのこと。
とりあえず例の「外国人登録をしたまえ」ということで、駅と併設の警察署に連行されてしまいました。
着くなり何人かの警察官が入れ替わり立ち替わりやって来てはパスポートの提示を求め、「クボタ ショー、だな」「歳は?(パスポート見りゃ分かるべよ)」「学生か?」「どこから来て、これからどこへ行くのか」「こどもはいるか?」「結婚はしてるか?」「なぜまだなんだ?(余計なお世話だ!)」といったやりとりを延々繰り返していました。
(ちなみにここではもちろん「借りてきた猫アゲイン」です。全ての質問に丁寧に、下手(したて)に、そして笑顔で答えます。何せ滞在登録をちゃんとしないと罰金$1,000!!とのことですから)
ひとり非情な警官から
「ヌクスへ行け。そうすればホテルがある」
と言われましたが、おれは今ヌクスから来たところ。そして明日8:20の電車に乗るのに、ヌクスに戻ったら明日の朝間に合うか分かんない。そしてそんな無駄なお金は使いたくない!
なので、粘ります。
駅がダメなら警察署のベンチでどうだ!とお願いしてみましたが、あっさり却下。
「明日朝早いんです。どこかホテルを紹介してください」
と食い下がるものの、やっぱりないものはないらしい。
しかし、この粘りが功を奏したのか、警察官たちで喧々諤々協議の末、ポリス用の宿舎に泊めていただけるとのこと。
なんたる幸運・・・。ありがたい。
駅の目の前の宿舎まで案内してもらい、警官のおっちゃんとお茶を飲んだり、管理人のおじいちゃんと一緒に映画を見たりし、いまはここに泊まってるふたりのポリたちと飲みながらテレビを見ています。
ということで、念願通りコングラッドまで今日中に来れ、明日のカザフスタン行きチケットも買え、今宵の寝床までご提供いただくことが出来ました。
ウズベキスタン最終夜ということで、少々調子に乗って飲みすぎてますが、明日も半日以上の移動になるので、ボチボチ寝ることにします(おっちゃんたちが許してくれれば笑)。
しかしほんと、こうやって周りの人たちに助けてもらいながら、なんとか生きてるんだなぁとつくづく実感。
(ところで同じ道を通る旅行者たちはどーしてるんだろ・・・)
ちなみに先の外国人登録はたいてい宿泊先のホテル等でやってくれ、その証明として紙がもらえるのですが、ここでは何もくれなかった・・・。ちゃんと登録されているのかどうか、超不安。
とりあえず明日問題なく国境越え出来ることを祈るのみです。
今後の旅程
165日目。
今日、2日泊まったヒヴァを出発します。
ヒヴァではわざわざここまで来たのにも関わらず、ほとんど観光地巡りをしないという贅沢な(?)時間を過ごしました。
でも中に入らなくたって、古い都の中に身を置き、歴史を肌で感じているだけで本当に幸せなのです。
さて、今後の予定。
次の国はカザフスタンです。
しかしヒヴァから国境を越えてカザフスタンの港街への行き方を誰も知らない。
(以下、写真は本文とは関係ありません。昨日のヒヴァ、イチャン・カラの写真)
宿のにいちゃんにも相談したし、ツーリストインフォメーションにも行った。切符売り場にだって足を運んだけど、若いおねーちゃんには難題すぎたらしく、ここでも分からない。
分かったのは、ここの最寄り駅からの電車はないってことだけ。
なのでとりあえずバスを2本か3本乗り継いで国境の方へと向かってみます。
今日が火曜日。
ビザ取りがあるので、なんとか金曜の朝までにカザフの港街に行きたいと思ってるけど・・・どうなることやら。
まぁ先が見えないのも少しわくわくするっちゃする、かなぁ・・・
(いい笑顔だ。何かうまくいかなくても、こんな風に笑い飛ばしちゃえばいいさ)
とゆーことで、次はおそらくカザフスタンから。
1日も早く更新出来ますよーに♪
世界遺産#15 イチャン・カラ(ウズベキスタン)
163日目。
ウズベキスタン3ヶ所目の世界遺産。
街自体はヒヴァというところなんだけど、その中の城壁に囲まれたエリアが「イチャン・カラ」という名称で世界遺産に登録されています。
城内のメインストリート。
斜塔です、斜塔。おもいっきり傾いてる!
ここにある古い建物はけっこー博物館として使われています。
種類も「歴史」「音楽」「芸術」「なんとか」など様々。
壁。
(城壁ではない)
壁②。
壁が好きらしい。笑
これが城壁。
城壁からイチャン・カラをのぞむ。
城壁に登ったのは夕陽を見るため。
側面には見張り用と思われる穴がところどころに開いており、そこから覗くように夕焼けを眺める。
こんな感じ。
昔、地元のとある「夕陽が見える宿」を売りにしたホテルのCMで
夕陽が沈んだ瞬間、水平線に緑の光が走ることがあり、それを見ると幸せになれる
と言ってました。
いつぞにどこぞの海で1回、そして実はブハラでも1回見たんだけど、ここでも3度「水平線に走る光」を見ることが出来ました(幸せになれるかな?)。
みなさんは見たことありますか??




















