
知らん間に、いや、知ってはいたが現実逃避をしている間に連休も過ぎた。
連休前からひどい風邪をこじらせ、関節痛が辛く咳をするのが恐怖と成り得る状況が続いている。
職業柄新型コロナウイルスやインフルエンザの検査もしたが、どうやらなんともないらしい。
総合病院は混んでいるし、なにかと面倒臭いと比較的近所の個人病院に行き診てもらった。
ここは「風邪を引いたみたいです」と電話をすると、診察の前にもう風邪薬が処方されていることがあるような時短の図れる医者で、コロナ禍で儲けたと話してくれるようなざっくばらんな医師だ。
冷たいアイスの棒みたいなので舌の奥を見て「風邪ですな」と風邪薬と抗生物質を処方して貰い一度は帰宅したものの、数日経ち薬を飲み切ってもさっぱり改善が見られないので再診することにした。
冷たいアイスの棒みたいなので舌の奥を見て「風邪ですな」と風邪薬と抗生物質を処方して貰う行はデジャヴか何かかと思うほどスムーズだった。
それで、やっと落ち着いてきたな、と思ったのが今日。手首、足首、膝、腰にサポーターをアクセサリーの如く着けまくり、サイボーグのように動く。果たして本当に風邪だったのだろうかとの疑問を払拭するように、車を走らせ気の利いたものでも買いに行くことにした。
とはいえ、こんな田舎では気の利いたものを探すのは困難で、可愛らしい雰囲気のパンを購入した。
歪なトトロに見えるのは、きっと僕が大人になり、物事を斜に見てしまい、きっとトトロなんか見えなくなってしまっているのだろう。
そして、僕はその物体に、頭から齧り付いた。