生産手段の社会化について(6)超過利潤の適正な分配 | サートムの今日カツーンと来たこと

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海外に住んでます。フツーの前期高齢者ですが、何よりも陰謀論者がきらいです。今日、ピンと来たことを一言だけ書くようにします。1日に何回か書くかも。

最近も各所で日本共産党の幹部や党員、シンパの人たちが言ってるんですけど、


「資本家」は労働者を搾取して超過利潤を得ているわけですよね?


本来なら支払っているはずの賃金のうち、少なくない部分をピンハネして、ただでさえお金持ちの「資本家」はどんどん肥え太り、労働者はますます生活が苦しくなる。


分かりました。では、共産党の皆さんがおっしゃる通り、「資本家」が搾取している=ピンハネしている超過利潤を、生産手段を社会化して、「資本家」からぶんどって、労働者みんなで山分けしましょう!


じゃあ手始めに、どのボロ儲け大企業の国営化から始めましょうか。


やっぱり手始めは、世界中でボロ儲けして共産党の大嫌いな内部留保をしこたま有しているトヨタなんかどうでしょうか。


当然、生産手段の社会化を言うのであれば、トヨタの国営化などは、共産党による検討の俎上には載せられていて、いくつかのプランが作られシュミレーションがされているはずですよね???


ナヌ?そんな青写真はないし、国民の理解と同意が得られなければやりません。。。って、いつもの手ですか。


まあ良いや、それならトヨタじゃないても良い、どの大企業でも良いですけど、


(1)当該企業の支配者である「資本家」とは誰か、その特定をするにあたっての基準をどう考えるか教えていただきたい。


(2)当該企業が労働者から掠め取っている超過利潤の総額はもとより、その明細を把握する方法と、ある利潤を、労働者に分配すべき超過利潤と認定する基準を教えてもらいたいです。


(3)当該企業の超過利潤が明らかにされたときの、労働者間における分配の基準はどうするのか教えてほしい。総額を頭数で割ったものを全員一律に支給するのですか?


(4)業績が好調な企業Aと、業績不振の企業B、それぞれの労働者には、分け前に差はあるのですか?AとBの利益と損失の合計を差し引きして、AB両社の社員に一律支給ですか?


どなたか、分かりやすく説明していただけないでしょうか。よろしくお願い申し上げます。