今日は第2章「少子化対策の取組」の第1節「これまでの少子化対策(抄)」です。
政府がこれまでどんな少子化対策をしてきたかについてです。本文にあるのは2015年からの2年間だけです。
2015年
子ども・子育て支援新制度の施行
子ども・子育て本部の設置
2016年
ニッポン一億総活躍プランの策定
2017年
「働き方改革実行計画」の策定
しかしこれはほんの一部で、1994年以来様々なことをしてきたことが第1−2−4図にあります。何かするつもりだったけど、あまり大したことはできなかった、というところだと思います。
第1−2−2図に「ニッポン一億総活躍プラン(「希望出生率 1.8」の実現に向けた樹形図) 」というのがあります。「課題」を設定し「方向性」を議論し「対応策」を考える、ということで論理的に政策が立案されていることがわかるのですが、残念ながら、これまでの少子化対策ではPDCAサイクルが全くできていません。
PDCAサイクルというのは、 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)ということですが、政府は計画と実行はきちんとやっているけど、評価をやっていないので、改善ができていません。だから第1−2−4図にあるような様々な会議や施策がほぼ毎年のように出されているにもかかわらず大した効果がないのだと思います。
具体的な施策状況については後の章・節に書いてあります。
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