140文字の説法・645 かつて物乞いを「おこもさん」と呼んだ。それは菰(こも)を着た時宗の坊主が乞食(こつじき)したのに由来する。菰とは編み衣のこと。そこから「阿弥ぎぬ」とも呼ばれ、観阿弥・世阿弥などのアーチストの名前が派生。むかしから求道者は「乞食をしても道を究める」という覚悟表明が大切なわけさ。