貧乏すると着る服が高価になる? | 魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

おめでとうございます!

『魔法の言霊(東方出版刊)』の著者・橘月尚龍です。
ボクが、この本を上梓したのが2002年――
それから世には同様の表現があふれて玉石混合で、
わけ分からん状態になってます。

そこで本家としてのメッセージを発信することにしました。

 出張先で友人事務所のPCを借りて作業をしていると「いい服を着てますね。ずいぶん儲かっているのでしょう」といわれた。
 とんでもない――儲かっているなら、最新のデジタル装備をして、どこでも作業可能状態で……わざわざ借りに来ないちゅうの! だって携帯だって、まだガラケーだぜ。

 でも、服装や持ち物をチェックしてみると――高級ファッションに身を包み、高級品を持っていることも事実である。

 ブルックス・ブラザーズのスーツ
 ラルフ・ローレンのドレスシャツ
 ユナイテッド・アローズのペイズリー・タイ
 バーバリーのブレイシーズ(サスペンダー)
 アクアスキュータムのコート
 白山眼鏡店のウェリントンめがね
 ジョン・ロブのローファー靴・ロペス
 カルティエの腕時計
 ゼロ・ハリバートンのアタッシュ・ケース

 たしかに定価で全身コーディネイトを計算すると100万円近くになるのに気づき、自分でもびっくりだ。まあ下着はグンゼにヘインズ、靴下はユニクロなんだけど(笑)。

 どうして、こんなことになってしまっているのか?
 それは最近、貧乏しているからである。

 つまり、早い話が新しい服や小物を買っていない(買えない)ということ。
 かといってオフィシャルなオケージョンでは、それなりの恰好でないと失礼に当たってしまう。でもって、バブっていたころの「ヨソ行き」や「一張羅」を普段づかいに降ろしているわけ。
 すると全身高級品となってしまうって寸法だ。

 ただ、これで金持ち扱いをされて、タカられても困る。だってサイフは外見(これまたヴェルサーチ)だけで、中味は木枯らし状態だからね。
 さあて、どうするべ?

 帰ったら、大奮発して――○木や青○、○山でスーツを買ってみようかな……