140文字の説法・306 仏法での真髄となる考えかたは「縁起」といわれる。これは、なにかの「縁」があって、やがて、なにかが「起」こるのではない。瞬時同時の存在を説く。すなわち「……に依りて、……が在る」ということ。いま、この時の相互依存の関係性だ。なので、なにかが単独で存在しつづけることは、あり得ない。