140文字の説法・304 ひとの思考や情念はなぜか、苦悩を生み出すのが大の得意だ。それが極まると、こんどは勝手な論理を構築したり、壮大な空想(ファンタジー)を生み出して、こころを癒す。前者が現実生活で、後者が哲学や宗教といってもいいだろう。でも、どちらも虚仮(架空)であることに思いのほか、気づかない。