オカルト | 魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

おめでとうございます!

『魔法の言霊(東方出版刊)』の著者・橘月尚龍です。
ボクが、この本を上梓したのが2002年――
それから世には同様の表現があふれて玉石混合で、
わけ分からん状態になってます。

そこで本家としてのメッセージを発信することにしました。

 管理ページからランキングにいってみると……それまでのカテゴリー「広報」がなくなって、そこは未設定となってしまっていた。
 早速、再設定すべく、類似のカテゴリーを探してみたが――PRも、マーケティングも、ブランドも……ない。しかたがないので、まったく別の切り口を探してはみたものの「これっ!」というのが見つからない。

 そこで、ひとまず「オカルト」に設定してみることにした。

 ただ、心配なのは――オカルトというと、心霊現象だとか幽霊といったオドロしい世界と勘違いを受けるかも知れないということだ。ほれ、悪魔祓い(エクソシズム)だとか怨霊調伏なんて感じでね。

 しかし、本来のオカルトは、まったくちがうものなんだ。

 ボクの手許に――その名もズバリ『オカルト』という本がある。著者は『アウトサイダー』で衝撃デビューを果たしたイギリスの作家であるコリン・ウィルソンだ。もちろん日本語版(翻訳は中村保男氏)で平河出版社刊である。
 その冒頭部分のキャッチが振るっていて「魔術――未来の科学」というもので、本書全体をつらぬくコンセプトでもある。すなわち、いま(同書が英文で書かれた1971年ごろ、ちなみに日本語版の初版は1985年)神秘世界での出来事は、けっして迷信などというものでなく、自然法則であり、未来の科学であるということ。
 言い換えるなら、人類が「意識を拡張する」ことで「物質と精神の総合」ができれば「オカルト」は、すんなりと理解できる(腑に落ちる)存在であるという主張だ。

 このことにボクは激しく同意している。だから、こちらの意味で「オカルト」というカテゴリーを選ぶことにした。

 この『オカルト』だけど、かなりヘビーな本だけど、興味のあるひとにとっては宝箱といえる。ハリー・ポッターの「賢者の石」なんかも出てきて「ふ~ん、そうなのか!」となること請け合いだ。
 また続編といわれる『ミステリーズ(こちらは工作舎刊)』も(著者がイギリス人なので西洋的ではあるが)意識の持つエネルギーや場(フィールド)について、さまざまな切り口から解説している。
 ボクが「!」と思ったのは、車椅子の天才物理学者スティーブン・ホーキング博士が示唆した並行宇宙の存在(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のプロットの根拠)を「オカルト(すなわち未来の科学)」から提示している部分だ。
 もちろん、ほかにも気づきがヤマモリだけど……ね。

 これらのことから、本来の意味の「オカルト」についても、いろいろとアップできたら……と思っている。