140文字の説法・111 空観(くうがん)についての根本思想を築いたナガルジュナ(龍樹)は大乗の祖ともいわれる偉人。でも若いころは、やんちゃ者――方術で姿を隠し女宮に忍び込んで手当たり次第にヤ(犯)っちゃった。それで危うく殺されそうになり改心して求道者に。痛い目からでも本気で学ぶなら覚者になれるお手本だ。