140文字の説法・98 文章では行間に、絵画では白場に、楽曲では合間に――真理は宿っている、というように……なかなか、それは感得しにくいもの。かといって、そちらにばかり注意がいくと、本来の鑑賞が楽しくない。どうする? そこで必殺技「うすらぼんやり」だ。どこかに集中するのでなく、ただ全体を感じること。