日本は亡国へ―2

 

 私の思考は「日本が経済的に他国に勝つ」ということから抜けられません。

 私の思考は「総ての行為の中心に『美意識』がある」ということから抜けられません。

 

 2024年2月25日(日曜日)たまたま、テレビを点けると、NHKの『光る君へ』が映りました。

 なんだか、女性5人ほどが座って、なにやら話をしている場面でした。

 残念ながら、即テレビを切りました。

 理由は、衣装が、女優さんたちに、なじんでいなかったからです。

 その映像は「出始めの頃の『男性鬘姿』」でしかなかったからです。

 好きな「黒木華」さんも、やっぱし『男性鬘姿』でした。

 「ミスキャスト」ではないのか、とプロデューサーを一瞬、恨みましたが、しかし、皆がなじめてないから、それは違うと思いました。

 

日本の女性が「変わってしまった」のだと思います。

大御所小林旭さんからは「何をいまさら!」とお𠮟りを受けるかもしれません。

 

テレビ画面から「惹かれる女優さん」はほとんど見当たりません。

ずっと昔、画面に映るNHKのアナウンサーには、ある種の憧れを抱いたものです。

NHKに限らず、アナウンサーにかぎらず、画面を通じ、惹かれる日本の女性はほとんどいません。

 

これは、女性だけでなく、男性も同じで、先日、高橋英樹さんの、日活デビュー当時の写真をテレビを通じて見ましたが「有無を言わぜずの美的存在感」がありました。

男優さんで「有無を言わぜずの存在感」は反町隆史さんまでかな、と思っています。

 

このことは「夫婦のセックスレス」と関係があるのかもしれません(※後述1)。

 

それはともかく、冒頭の件からして、私には「大変ショック」な気づきなのです。

 

※後述1

 日本におられる外国の方は、姿かたちや立ち居振る舞いも、だんだん日本人と変わらなくなるように思います。ベニシアさんはその典型例かも知れません。同じようにスタイルも良く、とても綺麗な女優さんですが、活躍されればされるほど、その体の中から八千草薫さん(=女性らしさ)が消えていく。男にとってはとても寂しいことです。今の風潮の中では女性は女性でなくなり男性も男性でなくなるような気がします。それは、環境問題と同じくいつか反撃を食らうかもしれません。既述の通り「軸受けなしの軸だけ社会」を目指すのは誤っていると思います。出生率の低下はその現れかも知れません[選挙で投票用紙に孫(ソフトバンク)さん、三木谷(楽天)さんと書こう勝手連3-(1) 2022-07-16投稿分より]。

 

 

 

       2024年2月26日    井筒屋 弟二郎