身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法 -8ページ目

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

猛烈な暑さも一段落して、ようやく9月らしい過ごしやすい気候になってきました

 

そんなこの季節、我孫子道院に新たな仲間が加わったのでご紹介いたします

9月度(厳密には8月末に登録=905期)の新入門は、Y・Sさん

 

 

Y・Sさんは、本が大好きで、文学部に通っている大学生1年生の女の子

彼女の入門で、我孫子道院の一般部の女性学生拳士は

大学生が二人、高校生がひとりとなりました

(ママさん拳士や少年部の拳士を含めると、女性拳士は13名在籍しています)

 

力や体格に頼らない少林寺拳法は、女性に最適の武道です

 

涼しくなってきたことですし、彼女に続いて、少林寺拳法をはじめてみませんか?

 

毎年言っていることですが、

秋は少林寺拳法をはじめるのにベストシーズンなんです

 

なぜなら……

 

「スポーツの秋に少林寺拳法」

少林寺拳法は、各人の年齢・性別・体力・体格に合わせた修練が可能で、子供たちは育てる拳法、青少年は鍛える拳法、中高年は養う拳法に取り組んでいます。

仲間とともに護身の技術を学びながら、上達する楽しみがあるのが特徴です。

伝統ある精妙な技術を学び、合理的な筋骨の運用法と攻防の技術を、力より技術として学び、身体のポテンシャルを開発していく少林寺拳法は、スポーツの秋にピッタリ。

 

「学問の秋・読書の秋に少林寺拳法」

拳禅一如・力愛不二の法門である少林寺拳法では、理知も力と考えています。

技法の修練だけでなく、理性的に人間性の深さを究明し、物心両面で生活を豊かに楽しくするために、
豊富な教材を活用し、さまざまな哲理も学びます。

読書の秋にもピッタリ!

 

「芸術の秋に少林寺拳法」

少林寺拳法の技法は、剛柔一体の合理的な技の運用によるスタイルの美しさとスピード感があります。

「真・善・美」は同一のもの。

力や体格に頼らず、術理と理合、理法を重視する少林寺拳法は、機能的な美しさも課題の一つとしています。

 

「食欲の秋に少林寺拳法」

修練をしたあとは、食事が一段と美味しくなります。

稽古でいい汗をかいて、秋の味覚を一層美味しくいただきましょう。

もちろん、稽古後のビールやワインなどの一杯も格別です。

 

というわけで、我孫子道院では、

10月の新入門、体験者、見学者を大募集中。

 

充実した人生を送るためには
「やりたいことは先送りしない」のが鉄則です。

 

少林寺拳法に少しでも興味・関心がありましたら、今のうちに、ぜひ一度道場にいらしてみてください。

 

お問い合わせは、メール、お電話でお気軽に。

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』

 

 

 

9月1日に行われた昇格考試で、

我孫子道院の中学生拳士、T・O君が准拳士初段に合格いたしました!

 

これで、晴れて黒帯の仲間入り

 

 

昇格考試は、もちろん普段の稽古の延長にあるわけですが、

少林寺拳法の准拳士初段の考試は、実技審査に加え、学科のレポート、そして当日行われる筆記試験もあるので、入念な準備が必要

 

今回のT・O君も、6月から3ヶ月間、受験に向けてスケジュールを組み、計画的に取り組んできました

 

技法でいえば、級拳士のうちに学ぶ法形(技)の数は、剛法と柔法合わせておよそ110技!

これらをすべて見直し、少林寺拳法の哲理、金剛禅の教えも総復習しなければなりません

 

自分は何ができていて、何ができないのか

何が足りていて、何が足りないのか

こうしたことを自らに問い、自らと向き合う昇格考試に向けた準備は、まさに禅の修行そのもの!

 

T・O君もかなり苦戦し、

ラスト一週間は相当プレッシャーを感じていたようですが、

周囲の励ましもあり、当日はなんとか合格

 

翌日、真新しい黒帯を締めることができました

 

 

武道における黒帯は、たしかに大きな目標かもしれません

しかし、黒帯がゴールなわけではないのです

 

武道における、最初の段位が

なぜ一段ではなく初段なのか

 

初段を允可されてからが本当の修行のはじまりであり、

もう一度初心に戻って、精進しなさい

という意味が込められているからにほかなりません

 

指導者としての第一歩を踏み出したことを自覚し、

後進のお手本になれるよう、心新たに修行に励むことが求められます

 

とくに肝心なのは、ここで歩みを止めないこと

昇格考試前、とくにラストスパートは、文字通り全力で駆け抜けたことでしょう

でも、考試が終わったとたんに止まったらいけない

陸上の100m走だって、マラソンだって、ゴールラインを切ってもすぐには止まらない

ダッシュし続ける必要はないが、ジョグはしばらく続けてほしいところ

 

そうすることで、この3ヶ月取り組んできた修練が、数か月後に芽を出して、「黒帯らしくなってきた」といわれるようになってくるはず⁉

 

そうなるまで、キープオンでいきましょう!

 

 

初段の初日は、鎮魂行の主座を担当

 

 

基本のリードもお任せしました

 

T・O君、おめでとう~~~

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『103』

8月1日付で、我孫子道院から

新たに権中導師1名、少導師3名の僧階が補任されました

 

(もう一人は残念ながらこの日は欠席)

 

僧階とは、金剛禅総本山少林寺のいわゆる僧侶としての資格で

自分自身の修行に精進することに加えて、

拳禅一如・力愛不二の法門にして、自己確立・自他共楽を目指す道である、金剛禅の布教者になることを志して、

金剛禅総本山少林寺の僧籍に編入された者に対して与えられる資格です

 

布教者になる以上、教義や哲理を深く学んでいるほうが望ましいですが、たとえそうではなくても、金剛禅(少林寺拳法)の教えに共鳴し、この道を他の人にも広めたい、伝えたいと思った人は、すでに布教者としての第一歩を踏み出しているともいえます

 

そのうえで、正式に僧階補任者として辞令を交付された拳士は、

僧階辞令、輪袈裟とともに授与された「僧階教本」をテキストに問法修学に励み、より自信をもって道を説けるように、自分を磨いてまいりましょう!

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『104』

パリオリンピックが盛り上がっている最中、

今年も全日本少年少女武道錬成大会の季節がやってきました!

 

 

東京 九段の日本武道館で行われるこの大会、

日本全国、157の道場から約900人の小中学生の拳士が集まり、

日頃の修練の成果を演武という形で披露いたしました

 

 

そしてこの錬成大会の素晴らしいのは、

相対評価、つまり順位をつける大会ではなく、

絶対評価で入賞者を決めるところ

 

審判員が各自

技術度(正確度)60点、

表現度(構成・リズム・節度、体構え・立ち方・美しさ、気迫・気合・冴え、目配り・調息・残心)40点

合計100点満点で演武をジャッジ

 

5人の審判が採点し、最も高い点数と、最も低い点数を除いた

3人の合計300点満点で評価され、

255点以上(審判ひとりにつき、平均85点以上)をマークすると

優秀賞を受賞し、そのメダルが授与されます

 

今回、我孫子道院からは14名の少年少女が出場

(一般財団法人少林寺拳法連盟の個人会員として参加)

 

結果はなんと、全員がメダルをいただくことができました~

 

かれこれ20年近く、この全日本少年少女武道錬成大会に参加し続けてきましたが、ウチの門下生の参加者全員が優秀賞メダルを手にしたのは初めての快挙!

 

みんなおめでとう

よくやってくれました

 

 

また今回は、我孫子道院の少年部のリーダー、
N・Kさんが、鎮魂行の打棒に立候補

全国の拳士の代表として、立派に役目を果たしてくれました

(鎮魂行の打棒に選ばれたのも、我孫子道院でははじめて)

 

さらに、門下生6名が大会スタッフとして名乗りを上げてくれて、大会運営を支えてくれました

(ありがとう~)

 

 

皆さん、暑い中、お疲れさまでした

 

これからも基本に忠実に、理にかなった動きを追求して

また日本武道館に戻ってきましょう
(11月には静岡で全国大会も開催されます)

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『110』

昨日(8月3日)は、

取手南道院・浦安スポーツ少年団、東京辰巳道院、

我孫子道院、千葉大学、松戸上本郷道院、野田川間道院による

「夏の合同修練会」を行ってきました~

 

 

7つの道場からおよそ50名の拳士が集まり、

朝10時から15時過ぎまでみっちり稽古!

 

小学校低学年から、60歳台まで、

白帯から四段クラスまで、

幅広い拳士が集まり、

普段とは違う仲間と組んで、

自分の所属道場の先生以外から指導を受ける

貴重な機会

日ごろの疑問解消と、拳士間の交流を深める有意義な修練会だったと思います

 

 

真剣な稽古の合間、休憩時間には力いっぱいじゃれあい、遊びまくる少年拳士の姿も!

 

 

コロナ禍前は、定期的に実施していたこの合同修練会も、

久しぶりの開催

 

やっぱりこうした交流行事は、拳士同士の横のつながりが広がり、とってもいいものです

 

また定例行事として復活させていきましょう

 

 

会場を準備してくださった浦安スポーツ少年団の皆さんをはじめ、諸先生方、参加拳士の皆さん、
暑い中、どうもありがとうございました~

 

 

この日は、地元、手賀沼花火大会でしたが、

ワタシは修練が終わった後も浦安に残って、

懇親会に参加

これもまた夏のおたのしみ

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』