身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法 -36ページ目

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

昨日(10月19日)、近隣の道院が集まって、「達磨祭」を執り行いました。

 

達磨祭とは、拳・禅二道の祖師、達磨大師の命日(10月5日)またはその前後に、達磨大師の遺徳を偲び、不撓不屈・直指人心、見性成仏の教えのもとに己の一層の精進を誓う儀式のこと。

 

 

開祖は達磨大師について、次のような言葉を残している

「拳士は、達磨の子だ。
達磨大師は悟道のために面壁九年座り続け、酷しい修行を積まれたうえ、禅宗の始祖になられた。
しかしこの達磨さんは、堅苦しい人ではない。
子供のおもちゃにもなられれば、街の料理屋や駄菓子屋の屋号にもなられる。ふしだらな芸者はだるま芸者という。この頃は、選挙必勝の道具にまで使われる。
これほどみんなから親しまれ愛されているのは、本当に悟られた大きなお方だからだ。
その達磨さんが禅門の行として、護身練胆の法術として立派な人格を作るのに役立てようと考案されたのが、少林寺に伝わる拳法だ。
諸君は、正義と人道を重んじる人間となり、活人拳としてこの拳法を学べ」

 

開祖は少林寺拳法を創始するにあたり、理入(教え)と行入(実践)のどちらも重んじる、達磨の遺教を現代に生かし、達磨についていこうと決意されました。

我々拳士は、その開祖についていくことを誓い、開祖についていくことは、達磨についていくことでもあるということを、この達磨祭で確認し合いました。

 

 

達磨の「七転び八起き」の教えを、『ダルマ受身』で体得体解!?

 

達磨祭の後は、「絵本プロジェクト」も実施

三匹の狼の子供が、悪い大ブタから力を合わせて、家を守るおはなし!
今回初めて読みましたが、秀逸です

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』

9月29日に

香川県多度津町の金剛禅総本山少林寺において、

特別昇格考試が実施され、我孫子道院道院長のワタクシが、

少林寺拳法 七段 位の允可を受けました。

(※四段以上の昇格考試は「特別昇格考試」となる)

 

(少林寺拳法連盟前会長の新井康弘先生と)

 

ここまで来れたのも、お世話になった先生方と、仲間たちのおかげです。

また、一緒に道を歩んでくれている門下生にも感謝です。

 

道院の拳士を育てるのは、道院長の務めですが、

道院長を鍛えてくれるのは、門下生たちです!!

有望な門下生に恵まれたからこそ、いまの自分があるので、

彼らへフィードバックしていくことが、なによりの恩返しだと思っております。

 

思えば遠くに来たものです。

改めて思うのは「継続は力」

 

これからも指導力にさらに磨きをかけて、

後進の育成に全身全霊で取り組んでまいります。

 

一緒に七段を受験した盟友の近藤先生

(浦安スポーツ少年団支部長・取手南道院道院長)

今回の七段の受験者の中では、どうやら私たち二人が一番若い拳士だったみたいです!?

 

(特別昇格考試の朝)

 

(考試前日は、「骨付き鳥 一鶴」でエナジーチャージ!
そして、七段を連想させる「7」)

 

帰京したら、門下生たちがお祝いのお酒をプレゼントしてくれました。

 

門下生が、祝ってくれたこと、
喜んでくれたことが何よりうれしく、感無量であります。

 

早く、段位にふさわしい指導者、拳士になれるよう、一層精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。


感謝 再合掌

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』

暑さ寒さも彼岸まで
秋分の日を過ぎて、これからいよいよ秋本番ということで、

今回は読書の秋におすすめの二冊を……

 

①月刊秘伝10月号

「武道・武術・身体操法の秘伝と極意に迫る」

月刊秘伝10月号(9月14日発売)の特集は、

「演武と形試合」

 

ここに、

『少林寺拳法の組演武 「自他共楽」の行と「力愛不二」の上達法』

という記事が、4ページ掲載されています!!

 

 

http://webhiden.jp/magazine/

https://www.amazon.co.jp/dp/B07X4BN139/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_RaxIDb5FHRT5C

 

②小説宝石10月号

9月21日発売の小説宝石10月号の読み切り特集は

「昭和の街場の物語」

この中に、少林寺開創前夜の開祖と、最古参の高弟、高松中央道院の田村道明先生、そして道明先生の祖父がモデルの小説
『喧嘩犬 町に住みついた武道家との奇妙な交流』

 

という作品が掲載されています。

ちなみに作者の北澤佑紀さんは、田村道明先生のご息女!!

 

昭和22年ごろの多度津町や開祖の様子がリアルに伝わってくる傑作読み切り小説です。

 

https://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=104001

 

 

 

今日、9月5日発売の『AERA with Kids 2019秋号』の
『心と体が鍛えられる! 武道の習い事』という記事の中で、
少林寺拳法 東京豊町スポーツ少年団が取り上げられています。
 

 

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07WQ1P71Q/opendoors-22/ref=nosim

 

今回取材を受けた、東京豊町スポーツ少年団は、

我孫子道院ともご縁の深い

海沼実先生(東京西品川道院 道院長)の道場です。

 

ぜひ書店で手に取ってみてください。

夏休みに募集した「1カ月間 体験入門」に、

小学生の女の子が二名参加してくれました。

 

(右の女の子も体験者で、レンタル道衣を着用)

 

 

二人とも、筋のいい女の子で、近日正式に入門してくれるはずです!?

 

来年の夏休みにも「少林寺拳法サマースクール」として、こうした企画に取り組みたいと思っております。

 

さて、夏は終わってしまいましたが、

じつは秋こそ少林寺拳法のベストシーズンです。

 

「スポーツの秋に少林寺拳法」

少林寺拳法は、各人の年齢・性別・体力・体格に合わせた修練が可能で、子供たちは育てる拳法、青少年は鍛える拳法、中高年は養う拳法に取り組んでいます。

仲間とともに護身の技術を学びながら、上達する楽しみがあるのが特徴です。

伝統ある精妙な技術を学び、合理的な筋骨の運用法と攻防の技術を、力より技術として学び、身体のポテンシャルを開発していく少林寺拳法は、スポーツの秋にピッタリ。

 

「学問の秋に少林寺拳法」

拳禅一如・力愛不二の法門である少林寺拳法では、理知も力と考えています。

技法の修練だけでなく、理性的に人間性の深さを究明し、物心両面で生活を豊かに楽しくするために、
豊富な教材を活用し、さまざまな哲理も学びます。

 

「芸術の秋に少林寺拳法」

少林寺拳法の技法は、剛柔一体の合理的な技の運用によるスタイルの美しさとスピード感があります。

「真・善・美」は同一のもの。

力や体格に頼らず、術理と理合い、理法を重視する少林寺拳法は、機能的な美しさも課題の一つとしています。

 

「食欲の秋に少林寺拳法」

修練をしたあとは、食事が一段と美味しくなります。

稽古でいい汗をかいて、秋の味覚を一層美味しくいただきましょう。

もちろん、稽古後のビールやワインなどの一杯も格別です。

 

というわけで、我孫子道院では、

9月、10月、11月も、「見学者・体験者・入門者」をお待ちしております。

メール、お電話でお気軽にお問い合わせください。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『103』