40th Anniversary (10年で一歩!?) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

ワタシが少林寺拳法の拳士として、正式に本部に登録されたのは、
1984年の6月5日
つまり今日で拳歴40年
器用でもなく、根気もないワタシがよくも40年も続いたものです
 

これも開祖をはじめ、立派な先賢、心強い仲間たち、そして支えてくれた門下生たちのおかげです

 

法縁に感謝!!

 

思い返すと、入門した1984年は、漫画「北斗の拳」の第一巻が発売された年
ワタシ自身は、開祖の著書「秘伝 少林寺拳法」を読んで、

入門を決心した口ですが、

その10年後、1994年に我孫子道院に転籍

さらに10年後、2004年に我孫子道院道院長を拝命

そこからは無我夢中で突っ走り、あっという間に40年……

 

禅語に「百尺竿頭、進一歩」
(ひゃくしゃくかんとう しんいっぽ)

という言葉があります

 

「高さ、百尺=三十三メートルの竿の先をさらに一歩進め」という意味で、百尺とは物理的な長さではなく、悟りの境地のこと

つまり、

「努力に努力を重ねて高い目標に到達した後でも、さらに努力して、さらに向上の歩を進めよ」という教え

いわゆる悟りのあとの悟り、「悟後(ごご)の悟り」につながる話

 

宮本武蔵は

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」

と五輪書に書き残していますが、

ワタシなぞ、万日=30年どころか、40年経っても、
修行の山の麓に辿り着けたかどうかというレベル……

もちろん、「悟後」どころか「悟前」のままですが、

10年に一歩ぐらいは前進してきた実感はあります

 

これからも「ゆっくりであっても、歩みを止めない」ことを自分に言い聞かせ、修行に励んでいく所存です

 

そして

40年を機に、初心に返りながら、後進に少林寺拳法の楽しさを伝え、

永続して修行する意義を発信し続けて参ります

 

そもそも「修行」とは、インドの言葉で「継続」「続ける」ということで、

「続けて変わる」ことを意味しているわけですから

 

ちなみに、ワタシの入門期生は423期

そして、仏教の正典、真理の句といわれる「法句経」も全部で423句
単なる偶然かもしれませんが、ここにも何か法縁を感じるので、

拳歴50年を目指して、この先10年も精進します

 

有縁者の皆さん、今後ともご交誼のほどどうかよろしくお願いします

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『140』