「後来習態」 道場に鏡を設置しました~ | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

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我孫子道院 道院長のブログ

感染症拡大防止のため、9月12日まで道場での修練を控えている我孫子道院……。

 

このお休みの間に、以前より拳士からリクエストがあった鏡を設置してみました~

 

 

といっても、「貼る鏡」いわゆるミラーシールを窓のガラスに貼ってみただけですが……

(幅50cm×長さ1mのPETシート。密林で1980円)

 

 

簡易的な鏡ではありますが、

これを使って、拳士が自分の動きをチェックして、

主観と客観のギャップを埋めてもらえればと思います。

 

自分自身の動きというのは、思った以上に本人のイメージと、実際の動きに差があるもの!

 

「かがみ」から、「が」(我)が抜けると、「かみ」=「神」なる

とよく言われています。

 

また武術の世界には、

「後来習態の容形を除き、本来精妙の恒体に復す」という有名な言葉があります。
(直心影流剣術 男谷精一郎)
 

意味は、

「人は生まれてから今日まで知らず知らずに身についた癖がある。その癖を取り除くことで、本来自然に備わっている能力を引き出すことが出来る」

ということ。

 

自分を見つめ、自分自身と向き合い、

余分なものをそぎ落とし、凝り固まった考え、無意識のうちに身についてしまった癖をそぎ落としていくのは、まさに禅。

 

稽古を通して、ニュートラルな自分を取り戻していきましょう!!

 

◆おまけ

↓こちらがミラーシールを貼る前の窓 

 

道院長が基本指導時、鏡に映った自分の姿を見て、
筑波山のガマの油のように「タラリタラリと油を流す」ことになったらどうしよう……(汗)

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『107』