昇段した人だけが手をかけられる窓がある(今年度初めての昇格考試) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

新型コロナウイルスの影響で、延び延びになっていた今年度初めての昇格考試が、10月11日に行われました。

 

我孫子道院からは、

一般二段の受験者が3名、

少年部初段の受験者が2名(ひとりは、新中学生)。

 

コロナ禍で修練にもいろいろ制約がある中でも、精一杯準備して臨み、

5名揃って無事に合格することが出来ました~。

 

少拳士二段を允可された3名。
学科試験では、全員優秀者として名前が呼ばれました。
パチパチパチ

 

古いデータですが、1997年に発行された

「少林寺拳法五十年史」別冊有段者芳名録を見ると、

少拳士二段の名前が載っているページ数は46ページ。

准拳士初段の名前が載っているページ数は120ページ……。

 

せっかく少林寺拳法を学んでも、初段でやめてしまう人はけっこう多いように思いますが、やはり修行の心得で一番重要なのは、「永続して行うこと」。

 

斯界には、

修行を続け、ある段階、ある境地に達し、

昇級・昇段したときにはじめて手が届く『窓』がある。

その窓に手をかけ、開いた者だけが見える眺望を眺めることこそ修行者の特権ではないだろうか。

 

逆に言えば、自分の足で階段を上り続け、たどり着いたウィンドウを一つひとつ開けていく。この修行のプロセスこそ、道を歩み続ける魅力だと思うので、この三人には、少拳士二段のウィンドウを開いて、その眺望を堪能し、次の窓に向かって歩み続けてもらいたいと思います。

 

こちらはもともと4月に受験予定だった新中学生(准拳士初段)。

真新しい黒帯は、成長期に合わせ、長めのモノを用意!

 

「小学生のうちに黒帯になりたい」という目標を達成した、6年生のK君。

人一倍熱心で、優秀な成績で准拳士初段に合格。

めでたく“お墨付き”の証=黒帯を締めることが出来ました。

 

5人とも、本当におめでとう!

 

それぞれ、ひとつの壁を越えたわけですが、

ここで大事になるのが、残心と残身。

心を途切れさせないで、歩みを止めないこと。

 

これからも後進のよき手本になるよう、一層精進を重ねてください。

 

というわけで、我孫子道院の指導者層も厚みを増してきたので、

『GoTo道院』

新しい仲間も大歓迎。

 

新型コロナに振り回された今年だからこそ、運動不足を解消し、心の健康を保つために、少林寺拳法をはじめてみませんか?

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』