ワタシにとって、今月は少林寺拳法月間でした。
まず11月3日(文化の日)に千葉武専があり、
その週末、浦安での合宿に参加。
この合宿では、縁あって、去年からちょこちょこ修練し始めた錫杖伝を、集中的に学ぶことができました。
法器を用いる技法は、徒手の延長と言われていますが、器用とは言えないワタシには、一つひとつの動きが難しく、初心に帰って、基礎からついていくだけでも精一杯……。
しかし、去年の合宿のときは、正直、右も左もわからぬ状況だったことを考えると、少しは進歩していたようです!
「できないことが、できるようになっていく」
こうした稽古・修行の原点といえる楽しみに浸れて、大満足の合宿でした。
法縁に感謝です。
そして、19日・20日は、小教区と県教区の研修会。
この研修会では、学科に加え、整法・圧法・活法(人体のツボ=経絡秘孔を用いた特殊な技法)を含む、高段者向けの実技の時間も設けられました。
これらの技法も、学ぶ機会が限られていて、非常に高度で奥深く、絵にも文にもならず、動画でもまったく伝わらないような体伝体得、口伝の世界。
正師の秘授に因らずしては知ることを得ざる妙諦とはまさにこのことかと。
こうした技法を学ぶと、少林寺拳法の修行法は、なぜ「面授面受」でなければならないのかが、理屈ではなく、身に染みてよくわかります。
※面授面受=面で授け、面で受け取る。フェイスtoフェイス、マンツーマンで教わること。
(「面授」が、「面で授かり」だと……?)
しかし、ワタシ自身に限っていえば、
先達から教えを受けて、それを後進に伝えていく、パスするような立場なので、どちらかというと、
「面授面受」ではなく、「面受面授」の方がしっくりくるような気が……。
いずれにせよ、ワタシは本当に師運に恵まれていると思う。
いつも、秘伝のコツを惜しげもなく教えてくださる先達が周りにいてくださるのだから。
というわけで、先賢先達から、「面受」で教わったことは、これからも門下生に「面授」で伝えていきます。
今回、ご指導いただいた偉大な先生方に、心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
◆宝物がひとつ増えました◆
別件ですが、先日、師父より「道服」を頂戴いたしました。
若い時から、ずっと欲しかった道服!
なかなか縁がなく、これまで入手できずにいたのですが……
師父、いつも甘えてしまってスミマセン。
家宝にさせていただきます。
ありがとうございました。
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『120』