昨日は、年に一度の大舞台、
日本武道館で行われる「全国少年少女武道錬成大会」でした。
今年は、北は北海道、南は長崎県から、全国200の道場の、1600人の小学生・中学生拳士が、東京・九段の北の丸公園に集結。
ウチの門下生からは、
組演武 10組20名
団体演武 6名×2組
計20名がエントリー
(※団体演武の参加者は、組演武と重複出場)
(プラス、稽古錬成の参加者が1名)
結果は、
組演武が4組、団体演武が1組入賞し、
合わせて、14個のメダルを頂戴することができました。
めでたく、念願のメダルを手にした拳士も、本当に僅差で入賞を逃した拳士も、
6月の千葉県大会以降、短い期間でしたが、みんなまじめに修練してきました。
「手堅さより、挑戦」がモットーの我孫子道院ですので、
どの拳士も、県大会の時と、違う拳士とペアを組んだり、行う法形を変えたり、初出場だったり、etc.と、同条件で出場した拳士はいませんでした。
準備期間が、一ヶ月半しかなかったので、結果をなにより優先するなら、賢い選択とは言えなかったかもしれません。
でも、拳士は皆達磨の子。
今後もこの方針を変える気はありません。
開祖も、
「少林寺は選手をつくらない。強い奴をつくる必要はない。負けない奴をつくればいい。自分が得たものは友達にも教えて、早く上手になってもらい、一緒に上手になろうではないか」
と法話の中で、おっしゃっています。
少なくとも、ワタシはみんなが、この錬成大会のための新しい演武の修練をはじめたときのレベルをよく覚えているし、そこから当日まで、どれだけ伸びたかを知っています。
どの拳士も、例外なく、大きな進歩、成長がありました。
みんなには、メダルの有無にかかわらず、そのことを誇ってもらいたいし、ワタシも諸君を誇りに思っています。
とはいえ、少林寺拳法では、大会や大会のための練習よりも、
普段の地道な稽古の方が、何倍も重要。
ここで気持ちをスパッと切り替えて、技と身心を練り直し、みんなでまた、新たなチャレンジを楽しめる、土台作りに徹していきましょう。
それぞれ、思わぬアクシデントを抱えながら、それを乗り越え、健闘してくれた4名の中学生拳士。
我孫子道院から、引っ越し先の群馬県の道院に転籍し、稽古を続けているI兄弟とも、武道館で再会。
こうした普段会えない、各地の仲間に会えるのも、錬成大会の大きな魅力。
川島一浩新会長、総裁とも、記念撮影
(ひとり姿勢が乱れている子が……。個別指導が必要だな!?)
大会当日、8月6日は、広島原爆投下の日
「二度と戦争を起こさせない」
そのために、志のある若者を集め、人づくりによる国づくりを目指したのが、少林寺拳法の原点であることも、肝に銘じておかなければ……。
暑い中、ご尽力いただいた、大会スタッフ、審判の方々に感謝。
そして出場拳士への指導の手助けや、応援、支援をしてくれた、一般部の幹部拳士や、保護者の皆さんもありがとうございました。
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『114』