黒帯になるまでやる? | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

7月末に昇級考試を受験した拳士の合格証書が届いたので、合格者に手渡しました




対象者は、上記の三名

小学4年生のN・Mクン、小学6年生のS・Sクン、同じく小学6年生のS・Mクン

いずれも、四級から三級への昇級なので、

帯の色も、緑帯から茶帯に替りました


我孫子道院では、緑帯から茶帯になるときに、必ず拳士に訊ねることがあります

それは……


「黒帯になるまで、少林寺拳法を続けるか?」

という質問


経験者には共感してもらえることだろうが、

少林寺拳法の修行を続け、上達、進歩が認められ、昇級・昇段の允可を受けると、

同じ道場、同じ仲間と稽古しても、見える景色が変わって来るものなのである


もう少しわかりやすく言うと、白帯のときに見えている景色と、黄帯で見えている景色は違うし、

黄色帯の景色と緑帯の景色も違う

同様に、緑帯と茶帯の景色も違うし、茶帯と黒帯の景色も違う


さらに、同じ黒帯であっても、段位が上がれば、景色が変わる


景色が変わるのは、自分が成長した証であり、ある種の責任感も作用していると考えられるが、

少なくとも、黒帯の景色を見ずに、修行の場を離れてしまうのは、あまりにももったいない!!


せっかく、茶帯になるまで研鑽を積んできたわけだから、一層稽古に励んで、最低でも黒帯の景色を見るその日までは、修行に精を出してもらいたいと願っているからだ


ちなみに、今回昇級した三名は、上記の質問に対して、

「はい!」と力強く答えてくれました


諸君のさらなる精進を期待します



本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『103